妻夫木“伯朗”とディーン“勇磨”との関係性が見どころの一つとなりそうだ

 東野圭吾氏の同名小説を原作としたラブススペンス『危険なビーナス』。妻夫木聡が、『オレンジデイズ』以来16年ぶりにTBS日曜劇場で主演を務めることでも話題を集めている。

 本作の舞台となるのは、総額30億円にのぼる資産を持つ名家・矢神家だ。妻夫木演じる手島伯朗の前に、「弟の妻」だと名乗る“謎の美女”楓(演・吉高由里子)が突然現れ、失踪した弟の行方を共に追っていくうちに、矢神家の熾烈な遺産争いに巻き込まれていく物語。17日に放送された2話では、伯朗と矢神家の養子(愛人の子)である勇磨(演・ディーン・フジオカ)のスリルある駆け引きに注目が集まった。

 妻夫木とディーンは、共に1980年生まれ。妻夫木演じる伯朗は、「獣医」で正義感が強く、真面目な性格だ。対する勇磨は、都内に複数のダイニングレストランを経営している“できる男”。妻夫木から溢れ出る真面目さ、ディーンが醸す独特の雰囲気がそれぞれ存分に生かされた役柄となっている。

 実父の死去後、連れ子として矢神家の一員となった伯朗は、昔から勇磨に見下され、挑発され続けてきた。「散々いじめられてきて、勇磨には未だに負け犬根性が抜けない」と明かしている。

 そんな伯朗のことを、「負け犬」と罵ったりする嫌味な勇磨だが、ヒール役にも関わらずどこか魅力を感じさせるのはディーンの力だろう。『シャーロック アントールドストーリーズ』(フジテレビ系)で演じた名探偵とは相反する今回の役どころ。ヒール役に徹する“悪のディーン”の姿は、本作の見どころのひとつになるだろう。

 一方、「勇磨とはこのまま一生関わりたくない」と言いながら、「(楓の)いい情報を教えてやるから」と言われた途端、いとも簡単について行く伯朗。そんな素直さは、妻夫木らしい色が出ている。怪しいと思いながらも、楓に巻き込まれていく伯朗。それを演じる妻夫木は過去に、『オレンジデイズ』で聴覚を失ったヒロイン・萩尾沙絵(演・柴咲コウ)に振り回される結城櫂を好演している。今回はどのような人物像を作り、表現するかが気になる。

 2話の終わりでは、伯朗&楓コンビ、勇磨&佐代(演・麻生祐未)の間で巻き起こるバトルを予感させた。“正統派”の妻夫木と、“ミステリアス”なディーンが、今後どのように対決を繰り広げていくのか――、毎週日曜日を楽しみに待ちたい。【かなぴす】

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