大人の方にも刺さる様なパフォーマンスを

寺田真奈美(撮影=冨田味我)

――その無機質さについて、お2人ではどの様に話し合われているんでしょうか。

小室さやか 普通のユニットなら、歌って踊る時に可愛らしく笑ったりとか、顔の表情を変えていくんですけど。私たちはロボットの様に演じるので、いかに機械っぽくできるかを2人で研究しています。練習でも何度も映像を撮って見直してみたり。

 2人の顔の角度とかがズレちゃうと、ロボット感ってなくなってしまうと思うんですよ。なので、角度を確認する作業は毎回毎回やっていますね。難しいのは顔の角度で、斜め45度くらいなんですけど、2人で目印を決めて見る場所を決めたりして工夫しています。

――先日のライブ映像をMCまで公開されていましたね。2人で同じ事を話すMCはなかなかユニークだと感じました。

小室さやか あれも練習が大変なんですよ。声のタイミングとか声のトーンをどうするかも何回も打ち合わせして。いかにアンドロイドっぽく見せるか。ユニゾンしてMCするアイディアはプロデューサーさんから頂きました。最初聞いた時は驚きました。でも印象には残るだろうなと。実際は難しかったですけど、アリだなと。

――ところでつんく♂さんが楽曲提供という事についてはどう思われましたか。

小室さやか 私はもともとモーニング娘。さんに憧れて歌手を目指したんですよ。それでつんく♂さんが作詞・作曲してくださるという事を聞いた時は夢の様な話だと思いました。メジャーデビューするという事も合わせて、喜びが3倍にも4倍にもなった様な気持ちです。

寺田真奈美 alomはハモリが売りなところがあって、「恋する乙女は雨模様」も最初から最後までずっとハモっています。他のアーティストさんもあまりしてないし、個性だと思いました。自分も歌っていて楽しいんです。最初は音程もつられたりして、大変でしたけど、今は少し余裕も出てきました。

小室さやか 私と真奈美ちゃんでパートを上と下で分けているんですけど、その上と下が入れ替わったりもするので、自分のメロディを覚えるのに苦労しました。やりがいがありましたね。

――パート分けについてはどの様に?

小室さやか 私たちの歌声の特徴を考えて、プロデューサーさんと相談して決めました。真奈美ちゃんは下の方が映える、私は上の方が、という感じで。

寺田真奈美 私は息づかいに色気がある歌い方が好きなので、メロディが高すぎるとそれができないですよね。自分に合っていると思うので、下パートで良かったと思います。

――お2人ともシンガーソングライターとしての活動もされていますが、alomと意識の違いの様なものはありますか。

小室さやか 私はキング・クリームソーダ.の活動もアニメソング、という事には変わりないと思います。イベントをやっても小さいお子さんがたくさん来てくれるので、どちらかというと「歌のお姉さん」という印象が強いんじゃないかなと思います。だから私もそれを意識して歌っています。

 それに比べて『イナズマイレブン』は大人のファンの方もたくさんいらっしゃるので、alomは大人の方にも刺さる様なパフォーマンスをしたいなと。そういうところで見せ方はそれぞれのユニットで違うものだと考えています。

寺田真奈美 私もソロの方は結構ロックで、歌い口調も男っぽい感じです。素の自分はそちらの方が近くて自然ではありますね。もともと男性の曲の方が好きなのでやりやすいんですよ。alomは自分としては新しいチャレンジという面が強いので、色々考えながら取り組んでいます。