良いバンドを見つけて広めたい願望はある

――何故、ACIDMANは「生」ではなく「死」をテーマに?

ACIDMAN

 僕らは、たまたまそういう星のもとの生まれだと思っています。「生」をピックアップするバンドは、もともとそこに目を向ける人だと思うし。要は、僕は一番「死」を恐れていると思うんです。死が怖いし、死を恐れているからこそ、死に立ち向かって行きたい性格だと思います。そこから逃げるのは嫌なので。知りたくてたまらないんですよね。

――確かに死後の世界も気になりますし、怖さ半分、希望も僕にはあります。もしかしたら死後の世界で亡くなった人にまた会えるかもと。さて、続いてはRADWIMPSですが、後輩枠ですね。

 デビューの前から存在を知っていて「ACIDMANのファンだ」と言ってくれていたんです。ディレクターもスタッフも一緒で、とにかく(野田)洋次郎がACIDMANの布陣で揃えたかったみたいで、そういう風に憧れていてくれたバンドで。売れ過ぎてあっという間に雲の上の存在になったけど(笑)。

――売れましたね。

 その才能はあるなと、天才肌の人間だと思っていたし、そんな彼らがデビュー前の頃から僕達のことを憧れだと言ってくれていたのが、凄く嬉しくて。洋次郎は「唯一の先輩」と言ってくれています。それもあって後輩枠としては、絶対にRADWIMPSだなと。ドラムがツインになってから生で観るのはこの日が初めてで、昔の感じも、もちろん良かったんだけど比べ物にならないほどの完成度でした。素晴らしかったです。

――大木さんにとって、可能性を感じる良いバンドの条件とは?

 偉そうには言えないんですけど、その人との関係性じゃないですか? どんなに演奏が上手い人達が集まっても、バンドって良くなかったりもするので。メンバーが如何にひとつのことに集中しているかがわかるバンドって美しいんですよね。それぞれが独立していないで、ちゃんとその楽曲に向かって、お客さんに向かってやっているバンドというのは良いバンドだと思います。

――それは音にも出る?

 出ますね。佇まいにもでますし。バンドの凄さってワンコーラス聴けばわかります。

――そういった、良いバンドを発掘するということへの願望はありますか。

 あります。それが夢でもありますね。良いバンドを見つけてそのバンドを色んな人に広げたいという願望は強い方です。時間があればやりたいです。ライブハウスをまわったりして、偉そうに名刺を渡したりして(笑)。

――それもまた今後が楽しみですね。では、Dragon Ashについてはいかがですか。

 僕らの世代の中で早めに戦っていたというか、もの凄い結果を出して、同世代の憧れのバンドでした。今では本当に仲良くさせてもらって、凄く近いバンドになって…。不思議なんですよね。学生時代にカッコいいと思って聴いていたバンドが現在も続けていて、今では仲良くなって、このフェスで俺たちの曲を歌ってくれたという。そういう感慨深いものがあります。そういう意味では外せないバンドということでオファーさせて頂きました。

――今一緒にやるということは、奇跡だという思いも?

 奇跡ですね。彼らはミクスチャーシーンで凄く孤独に戦っていたと思うんです。バンドシーンでずっと存在を輝かせ続けていたというのは、本当に凄いことだと思います。彼らがいたから僕らの世代の場所があったんだと思います。彼らが耕してくれたおかげで、僕らがあまり転ばずに歩くことができたというか。

――そして、最初に出演順が決まったというストレイテナーですね。

 彼らが2人のときからずっと対バンをしていて、歴史を一緒に歩んで互いに刺激をし合ったバンドです。だから一番そばにいて欲しいと思っていますね。

――奥さんみたいな感じでしょうか?

 奥さんではないかなあ…。どちらかというとビジネスパートナーみたいな感じかな。お金のやりとりはしないけど。ストレイテナーがいないと僕らもちょっと力が入らないというか。

――生産性のある関係性?

 正にそうですね。もしストレイテナーが解散するとなったら、僕が一番反対すると思いますね。絶対止めたいという。とにかく僕の思いは全てぶつけます。いてくれないと困る存在ですから。それはみんなですけど。

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