ゆずが19日に放送される、NHK総合の特集番組『イマジン そこに「境界」はない』に出演し、盲目の13歳シンガー・わたなべちひろとスペシャルパフォーマンスを披露する。7年前にゆずのラジオ番組で盲学校に通うわたなべは生徒として「またあえる日まで」をともに合唱した経験があり、ゆずはわたなべにとって憧れの存在。今回は3人だけで7年ぶりに「またあえる日まで」を披露する。また、番組では昨年の『紅白歌合戦』で平井堅と共演し、話題を呼んだ義足のダンサー・大前光市の米・ラスベガスでの挑戦にも密着しその様子を紹介する。

『イマジン そこに「境界」はない』のテーマは“No Border”。今年は、9日から平昌パラリンピックが開幕。アスリートたちがその超人的な身体能力で、人々に感動を届ける。そして、今エンターテインメントの世界でも障害や国境などあらゆるボーダーを超えて、圧巻のパフォーマンスで人々の心を揺さぶるアーティストたちがいる。

「目が見えない13歳のシンガー わたなべちひろ」と「紅白でも話題となった義足のダンサー 大前光市」番組では、この2人の日本のエンターテイナーが米国・ニューヨークとラスベガスいうエンターテインメントの聖地の大舞台に挑戦し奮闘する姿に密着取材。

障害や困難をプラスに変えてきた生き方と、音楽とダンスの魅力を届けるペシャルステージを通して、エンターテインメントがボーダーを超え、人の心を動かす力を届ける。さらに、番組のスペシャル企画で、わたなべが憧れてき日本のトップアーティスト「ゆず」との共演が実現。

実は7年前ゆずのラジオ番組で、盲学校に通うわたなべは一緒に合唱した経験があり、その時歌った曲「またあえる日まで」を、今回は3人だけでスペシャルパフォーマンスする。

 

大前光市のステージ

生まれたときから、視覚に障害があったわたなべ。2歳の時に、たまたま聞いた曲を正確におもちゃのピアノで弾いたことがきっかけで、ピアノに目覚める。その後、自己流で才能を開花させ、2013年ヘレン・ケラー記念音楽コンクール「ピアノ低学年の部」で優勝。その類いまれな表現力は、音楽関係者の目にも留まり、YouTubeで公開したジョン・レノンさんの「イマジン」は、大きな反響を呼んだ。

そして昨年10月、スティーヴィー・ワンダーやダイアナ・ロスも輩出したスターの登竜門と言われるニュヨーク・アポロシアター アマチュアナイトに出演した。さらに、ニューヨークでの飛び込みストリートライブや、地元ミュージシャンと即興での共演にも挑戦。「音楽で人々とつながりたい!」プロの歌手を目指して奮闘する13歳の少女を紹介する。

また去年の紅白で、平井堅と共演しその後NHKスペシャルドキュメントが放送されて大きな話題となった義足のプロダンサー大前光市。リオ・パランピックの閉会式で片足での連続4回バク転という超人的な技をいれたダンスを披露した。そんな大前に、昨年ラスベガスを代表するプロモーターから声が掛かった。JABBAWOCKEEZ(ジャバウォーキーズ)という全米で大人気のダンスチームとの共演の打診だ。

ジャバウォーキーズは、全員覆面のダンスチーム。マスクを付けることで人種や国籍などの差別を排除し、純粋にパフォーマンスで勝負するという主義を貫いている。今月、大前がラスベガスのステージに挑戦。彼らと互いの個性をぶつけ合い、障害や差別などを超えた圧倒的エンターテインメントに挑んだ日々を紹介する。【松尾模糊】