TOKIOの松岡昌宏が2日、東京・新橋演舞場で歌舞伎俳優の中村獅童と両者が出演する舞台『江戸は燃えているか』(3日~26日)の初日前会見に出席。演出・脚本を務める三谷幸喜氏と舞台共演者らとともに登場し、舞台の見どころや意気込みを語った。女優の松岡茉優は、稽古中2人が気にかけてくれたと言い「優しい兄が二人いる感じ」と先輩の2人を絶賛した。

 『江戸は燃えているか』は、三谷の作による新作幕末群像喜劇。江戸城明け渡し交渉のため、幕臣・勝海舟と薩摩藩士・西郷隆盛が対談をすることになったことから始まる大騒動を描いた喜劇。勝海舟役を中村、勝家の使用人で庭師の平次役を松岡昌宏が務める。会見には、ほか松岡茉優、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭が出席した。

 三谷氏は「本当にいろんなジャンルの方が集まった舞台公演で、こういうのはプロデュース公演じゃないと出来ない。ほぼ1カ月やってきてみんな本当にいい感じにチームになって来ました。今回の芝居って、野球でいえば全員野球ですから。一人掛けても成立しない、そういうものをみんなでがんばってこぎつけたという感じです」と顔合わせからこの日までの経緯を感慨深く語る。

 松岡昌宏も今回の舞台について「いろんなジャンルの方がいらっしゃるので、存在感や笑いの間、みんな違うんです。それが一緒になるからこそ面白くて」と自身も今回の舞台にワクワクしている様子を明かしながら「あとはやっぱり印象的といえば、この座組を代表する姫、松岡茉優が天真爛漫な女優でございますから(笑)。そのよさが役に出ていると思いますので、その辺をキャッチしていただければ」と冗談っぽく共演の松岡茉優を持ち上げ会場を沸かせた。

『江戸は燃えているか』の初日前会見に出席した松岡昌宏ら出演者と三谷幸喜氏

 勝海舟を演じる、中村は見どころについて「全部だと思います。やっぱり笑っていただくということはある種怖いことで、お客様に見ていただいて“ここで笑いが起きるんだ!?”という(予想外の)ところで笑いが起きたり、ポイントが違うので、ここで笑わせてやろうという演技はしていないですし、緊張はしていますけど…でも笑っていただきたいですね」と喜劇という舞台の難しさへの印象を語りながら、改めて意気込みを語る。

 舞台のストーリーでは、途中で平次が勝海舟と入れかわるという奇想天外な展開があることも手伝って、稽古中に中村と松岡昌宏が似ているという話も盛り上がったという。MCに「お二人が似ていると思われるところは?」と尋ねられると、勝海舟の妻・民子役を務める八木亜希子からは「二人とも足が綺麗!」とコメント。

 さらに、続けて勝海舟の妹・順子の夫である村上俊五郎役を務める田中圭は「二人とも机の上が綺麗!」とつなげると、松岡昌宏は「違う、俺たちが綺麗なんじゃない! 松岡茉優が汚いんだよ!」と応え、笑いを誘う。

 そんなイジリにも関わらず、松岡茉優は「お二人とも、私たちが『今日はここはどうしよう?』とか思ったときには声を掛けてくださったり。やっぱりお二人とも舞台をたくさん知ってらっしゃるから、いつも気にかけてくださいます。優しい兄が2人いる感じ」と二人に絶賛のコメントを送る。

 三谷氏も「僕からいろいろ演出の注文をしても、絶対に『それは出来ない』と言わないし、瞬時にそれをやってくれる。しかも論理的になぜそれが必要かを考えてやってくれる。本当にやりやすい」二人を称賛していた。【取材・撮影=桂 伸也】