4人組ロックバンドのcinema staffが21日に、昨年10月におこなった日比谷野外大音楽堂でのワンマン公演の模様を収録したライブDVD『「two strike to(2) night~万感の日比谷編~2017.10.14 日比谷野外大音楽堂」を発売。昨年の活動は全て野音での公演の為におこなってきたという彼ら。今年は、1月22日に配信リリースしたシングル「HYPER CHANT」がメンバーの地元を拠点に活動するプロサッカークラブのFC岐阜のオフィシャルサポートソングとして起用された。また、2月14日のバレンタインデーに男性限定LIVE「cinema staff Presents箱庭戦争 煉獄のメンズデー」をおこない、3月14日のホワイトデーには女性限定LIVE「cinema staff Presents箱庭戦争 深淵のレディースデー」も開催。現在は過去の楽曲を演奏する東名阪ツアー『前衛懐古主義part2』も実施中と「活動史上、最多ライブをおこなっていく年になる」と語る通り、今年は前半から精力的だ。サッカー経験者の三島想平(Ba)が制作した「HYPER CHANT」へ込めた想いや、男性限定LIVEを終えたばかりの彼らにその経験を通して得たものなど話を聞いた。

楽屋まで響く男どもの野太い喜ぶ声

――2月14日のバレンタインデーに「男性限定LIVE」を、3月14日のホワイトデーには「女性限定LIVE」を開催されます。面白い企画ですよね。

「two strike to(2) night~万感の日比谷編~2017.10.14 日比谷野外大音楽堂」

飯田瑞規 以前にもマキシマム・ザ・ホルモンがやっていた男性限定/女性限定ライブのDVDを見ながら、「限定LIVEって面白そうだな」とは思っていたんです。ただ、普段のcinema staffのライブは女性のお客さんが比較的多い。なので「限定LIVE 」をおこなっても、果たして男性ファンがどれくらい盛り上がってくれるのかわからなかった。だから、自分たちが「限定LIVE 」をおこなうことはずっと意識の外にあったことでした。

――それでも、実際にやってみたら…。

飯田瑞規 蓋を開けてみたら、最初からみんな大声を出しながら、もの凄く盛り上がっていました。あの様子を見たときには、「(男性限定LIVEを)やって良かったなぁ」と本気で思えました。

 余談ですが、あの日は少しだけ開演時間を押してしまったんです。辻が、待っているお客さんたちにチョコレートをバラまくためにステージに出て行ったんですね。そのとき「うおおぉぉぉ~!!」と楽屋まで響く男どもの野太い喜ぶ声が聞こえたときには、こっちのテンションまでグッと上がりましたからね。

――チョコをバラまきにステージへ出た時点で、辻さんのテンションかなり高くなっていましたよね?

辻友貴 もともと高かったんです。それ以上に、あの時点でお客さんたちがあんなに開放的だったから、こっちの気持ちまでさらに開放的になってしまいました。

――「男性限定LIVE」のときは、皆さんの気持ちもだいぶ開放されている様でした。

飯田瑞規 あの日のMCでも言ったんですけど、自分たちは無意識で無自覚でいたことだったのですが、女性ファンたちを目の当たりにしているときは、どこか異性へ気を使ってしまう自分たちがいたのかもしれない。なぜなら、「男性限定LIVE」はいっさい格好つけずにやるどころか、思いきり自分たちの本音までさらけ出していて。あのライブを経験したことで、実は「潜在的なところで女性ファンを意識して格好つけてる俺たちがいたのかな」と自分たちで感じてしまいましたからね。

――女性がいたら絶対に口にはしない発言もいろいろ飛び交っていましたからね(笑)。久野さんは、いかがでしたか。

久野洋平 もともとの発案はスタッフ側からなんです。最初にその提案を受けたとき、「ちょっと、それはどうなんかな?」と思うところは正直あったんです。だけど、実際にやってみたら、そんな気持ちなど吹っ飛んでいたどころか、いろいろと得るものが多かったです。

 このあと「女性限定LIVE」が控えていますが、その前に『前衛懐古主義part2』ツアーも始まって、これからのライブに影響を与えていく刺激や得たものが意外とたくさんあったと感じさせられたライブになりましたね。

――最初は、野郎だけのむさ苦しいライブは遠慮したかった?

久野洋平 そういうわけではなく(笑)。もちろん、男女ともに限定LIVEって面白そうだとは思うんです。ただ、本当に「男性だけ」「女性だけ」に分けて面白くなるのか僕はちょっと疑問を感じていました。でも、実際にやったら「こんなに限定LIVEって面白いものなんだ」というのがわかって、「女性限定LIVE」も「どんな女子校感が見れるのか」楽しみになってきました。

飯田瑞規 そこ、「女子校感」なんだ(笑)。