以前からやってみたいと思っていたスピーカーのキャリブレーションに挑戦してみました。まずキャリブレーションとは何かと言いますとズバリ較正です。(編注:計器類の狂い・精度を、標準器と比べて正すこと)

 スピーカーというのはヘッドホンやイヤホンとは違い、空気を通って私たちの耳に音が届きます。これがまた曲者でして、部屋の形などに大きく左右されて音の傾向が大きく変わってしまうことがあるのです。

 スピーカーと部屋の関係性は50:50。レコーディングスタジオのように整えられた部屋ならキャリブレーションは必要ないかもしれません。しかし、自宅では様々な要因から必要になると思います。

 良いスピーカーを手に入れても、部屋のせいでメーカーが想定していた音とは違ってしまう。例えば完全フラットと謳っているスピーカーも計測すればフラットではないことが多々あります。

 そこで、パソコンのソフトウェアを使用してフラットに補正しようというのが今回の趣旨となります。どのように補正するかというと、リスニングしている位置に付属のマイクをセットし、スピーカーから出てくる音を拾い、約20カ所ほど位置を変えて測定していきます。だいたい20分ぐらいで終わりました。

 すると現在の周波数が目で確認できるようにグラフとなって表示されます。ここで、こんなにも周波数的に山や谷があったのかと愕然とします(笑)。左右の音量が若干違っていたりするので、ここからそのソフトウェアの力を借りて音量も揃え、周波数もフラットに補正していきます。

 結果、自分の場合音は大きく変わりました。やって良かったと思います。ちょっとそっけない感じはしますが、ビシっと定位や位相も定まり元の音とはエネルギー感が違いました。これが本来このスピーカーの想定されていた音なのかなと。

 ルームチューニングは金額的にも労力もかかりますが、これなら3万円ほどで気軽に補正できる上に効果も高いと感じました。ぜひ、みなさんもキャリブレーションしてみてください。

記事タグ