女優の綾瀬はるかと俳優の坂口健太郎らが10日、都内で、映画『今夜、ロマンス劇場で』(10日公開)の初日舞台挨拶に登壇した。この日は本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹監督も出席。バレンタインデーが近いことから女性出演者から男性出演者へチョコのプレゼントがあった。

 映画は、綾瀬はるか演じるスクリーンの中のお姫様・美雪と、美雪に恋をした、坂口健太郎演じる映画監督の“卵”健司との恋物語。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。2人は次第に惹かれ合っていくが、美雪は人のぬくもりに触れたら消えてしまう。好きだから触れたい、しかし触れられない。そんな葛藤と淡い恋の行方を描いた。

 初日を迎え、綾瀬は「ワクワクドキドキしています」と笑み、坂口は「温かい空気で受け入れてくれたので一安心しました」と安堵の表情。会場からは作品を見て涙したという声が届けられた。綾瀬は「嬉しい」とし、坂口も「台本を読んで感極まることは少ないけど、最後の所でウルウルと来た。この感情を伝えたいと思ったのでそれが分かってもらえてうれしい」と語った。

 バレンタインデーまであと4日と迫ったこの日、巨大チョコレートケーキがステージに運ばれた。この舞台挨拶前に横浜でおこなわれたイベントでは、坂口から綾瀬へバラの花束が贈られた。そのお礼にと今度は、綾瀬がケーキをフォークでカットし、それを坂口に口に運んだ。表情を緩ませて「すみません」と会釈して大きな口で頬張った坂口は「自分で食べるより美味しく感じました」と満足の様子。

 その姿を羨むように中尾が「ずるい」との声。その思いが届き、本田から北村へ、石橋から中尾へそれぞれ食べさせことに。「もうその歳じゃ…」と恥ずかしがる北村に対して、中尾は満面の笑みで頬張った。

 改めて作品について坂口は「撮影したのは去年5月。全員で作った大切な作品。皆さんもこの映画を通じて2人の姿に恋をして欲しい」、綾瀬は「真っ直ぐな2人。心が温かくなると思います。当たり前だけど当たり前ではないこの日々を感じて幸せになっていきましょう!」と呼びかけた。なお、主題歌はシェネルが歌う。【取材・撮影=木村陽仁】