シンガーのLeolaが7日に、ニューシングル「Puzzle」をリリースする。彼女にとって昨年は1stアルバム『Hello! My name is Leola.』を発表するなど、記念すべき年となった。そして「2018年からは新しいタームに入りたい」と言う彼女の新作は、2月に公開される今泉力哉氏が監督を務める映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌。言いたいことを全て言わない主人公の心に寄り添って作詞したと話す彼女。今作の制作経緯や、彼女の持つ音楽のルーツなど話を聞いた。【取材=小池直也/撮影=片山 拓】

人に向ける言葉を探す作業がパズルに似ている

――2018年に入って早速のニューシングルとなりますが、今作はどのようにできたのでしょうか。

Leola

 2017年は1stアルバム『Hello! My name is Leola.』をリリースさせて頂きました。それによって、自分の中でひと区切りが出来たように感じています。2018年からは次のタームに入っていきたいと思っています。その第1弾のシングルなので、ビジュアルも含め、どういう風に皆さんに受け取って頂けるのかが楽しみです。特に「Puzzle」は映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌として書き下ろさせて頂いて、「この映画の為のものにしたい」と思って作りました。

 サウンドはとっても素朴なんですけど、ソウルを感じられて「整っていない美しさ」があるなと思っています。アレンジを担当して頂いた、関口シンゴ(Ovall)さんの作る音楽がもともと大好きだったので、いつかはやって頂けたら嬉しいなと思っていたんですよ。まさか、こんなにすぐに実現するとは思わなかったんですけど(笑)。楽曲のアレンジについてはお任せしています。

――作詞はご自分でされていますが、タイトルはなぜ「Puzzle」だったのでしょう?

 タイトルは最後に付けました。細かいテーマは決めずに映画を観てから、自分が感じた気持ちだったり、気になったセリフだったりというのを抜き出していきました。そこで「どういう経緯でこの言葉が出てきたんだろう?」と考えながら作っていったら、こういう形になったんです。

 今回の映画のヒロインが「いつも色々な事を考えているし、誰かに言いたい。でも全部は言わない」という女の子なんです。だから、本当はこれを言いたいんじゃないかな、という事を私が書き留めていった感じです。

 映画がラブストーリーなので、自然と恋についての曲にはなったんですけど、自分も共感できる部分がかなりありますね。人と関わってみて、上手くいかなくて「1人の方が楽かもしれない」と諦めてしまう。でも、ある出会いで「やっぱり誰かと寄り添っていたい」という気持ちも芽生えて、その2つの感情の中で揺れ動いていくという。

――共感できる部分というのは具体的に言うと?

 自分自身も割と誰かと関わっていたいと思っているタイプです。だから「この人の事をもっと知りたい」と思った時は、しっかり気持ちを伝えないといけないじゃないですか。でも、自分が本当に言いたい言葉は、なかなか出てこない事もあって。自分の思っていない方向に誤解されてしまったりすることもあります。本当に人間関係って難しいなと思う事もありました。そこを経てからのこの曲なのかもしれません。

 でも結局1人でいたいと思っても、誰かと関わらないと生きられない。諦めないで、新しい出会いを探したり、想いを伝えるなりしないといけないなと。そんな、誰かに向けて話す言葉を選んでいく作業がパズルに似ていると思ったんです。「これかな?」と思ってはめてみたら違ったり、ハマるまではかみ合わないけど、ハマった時にスッキリする感覚が今回言いたい事に凄く似ていたんです。Bメロのなかにたまたまこの言葉が出てきて、最終的にタイトルを付ける時に「この曲は『Puzzle』だな」と。

――なるほど。現代はSNSなどでコミュニケーションが多様化していますしね。

そうですね。文章で全部が伝わるかというと、そうでもないですし。でも、目を見て話せば全部伝わるかといえば、そうでもない。