4ピースロックバンドの04 Limited Sazabysが18日と19日に、東京・Zepp Tokyoで全国ツアー『04 Limited Sazabys "Squall tour"』の東京公演をおこなった。シングル「Squall」を引っさげて昨年11月のCLUB CITTA川崎を皮切りに、1月26日のZepp Nagoyaまで全国14公演をおこなうというもの。19日の東京公演はツアー12本目で、「Squall」や「Give me」などアンコールを含む全25曲を熱演。他にオーディンエンス参加型コーナーも盛り込み、趣向を凝らしたステージで楽しませた。東京2日目、19日のもようを以下にレポートする。【取材=村上順一】

デトックスして帰って下さい

撮影=Viola Kam (V'z Twinkle Photography)

 開演を待つオーディエンスで満たされた会場は、既に盛り上がる準備は万端といったワクワク感が広がっていた。ステージはドラム缶が無造作に転がっているスラム街を彷彿とさせる荒れた街並み。その壁には落書き風にバンド名が描かれていた。

 開演時刻になると暗転。ステージを覆っていた幕が開き、SEと共に颯爽とステージに登場した4人。オーディエンスも大歓声で迎い入れた。オープニングナンバーは「Feel」。序盤からアクセル全開の演奏、レーザーが飛び交うライティングは高揚感を煽る。激しさとメロディアスさが絶妙なバランスで聴かせた「knife」と怒涛の攻めの展開。

 「デトックスして帰って下さい」とGENが投げかけ、「Warp」、まさにタイトルの如く、クラウド・サーフィングでオーディエンスも人並みを泳ぐようにエキサイティングした「swim」と、身体に溜まった嫌なものを根こそぎ噴出させるようなサウンドで盛り立てていく。

 「一緒にカッコいいライブにしましょう!」と気持ちをひとつに「days」で閃光のように駆け抜け、「Now here,No where」へと紡ぐ。そして、RYU-TAのクラップを煽り、一緒に楽しんだ「happiness」でさらなるテンション感を味あわせてくれた。「懐かしい曲をやっても良いですか?」と、披露されたのはインディーズ時代のナンバーから「Do it Do it」。大歓声が上がり更なる盛り上がりを見せた。

 雷雨のSEが会場に響き渡ると、メンバーが各々の理由をつけてステージ袖へと移動。ドラムのKOUHEIがひとりステージに。ここで、昨年リリースされたシングル「squall」にちなみ、ヨーグルト風味の炭酸飲料である、スコールの早飲み選手権を開催。オーディエンスから選ばれた4人と、お台場ということもあり、某テレビ局のキャラである、めざ◯し君に扮したHIROKAZの計5人で競った。女性にはハンデを与えたこともあり、優勝者は女性ファン。音楽だけではないエンタメ要素を打ち出した参加型コーナーで楽しませ、ライブは後半戦へと突入した。

僕らは皆さんのおかげで輝かせてもらっています

撮影=Viola Kam (V'z Twinkle Photography)

 後半戦はさらに激しさを増していくゆく。「monolith」「capture」「fiction」と期待を裏切らない怒涛の畳み掛けによって興奮度はさらに上昇。会場の温度と比例するかのように、ライブハウスならではの密度の濃い、圧巻の盛り上がりを見せる。

 「東京に出て来て良かった...」としみじみと話すGEN。「俺たちは本当に運が良い、でもこの運の良さは、ただ運が良いわけではなく引き寄せた運、奇跡を逃さずに掴み続けたから起こった奇跡」だと話す。「俺たちの引きの強さを、皆さんも音楽で感じ取って何かしらキャッチして持って帰ってくれたらと思います。今日は来てくれてありがとうございます! 皆さんに会いたいこの気持ちを、お手紙にしてきました」と、メジャー1stシングル「Letter」を届ける。GENはオーディエンスとの絆を確かめるかのように歌い上げていく。

 「好きな人と一緒にいることは奇跡、世界一甘い曲を聴いて下さい」と話し「milk」を披露。ミラーボールが光を乱反射させ、楽曲の世界観を後押し。「この素晴らしい景色が永遠に続きますように」と願いを込めて「hello」を披露。会場が一体となった美しいシンガロングが響き渡り、このライブのハイライトとなった。

 「想いがたっぷり詰まった曲が届いていると思うと嬉しいです。僕らは皆さんのおかげで輝かせてもらっています。皆さんの未来が少しでも輝くように、ネガティブな気持ちがちょっとでも取れますように、希望をたっぷり込めてこの歌を送ります」と「Horizon」、そして、「何度でも生まれ変われ!」とこのツアーのタイトルにもなった「squall」を浴びせ、本編を終了した。

 アンコールでは、「こうやってまた皆さんと遊べますように」と投げかけ、出会いと別れ、そして再会を約束して「Terminal」そして、ワンマンでしか披露しないナンバー「Give me」と立て続けに放ち、シンガロングも巻き起こった。しかし、クラウド・サーフィングをするオーディエンスを見てGENは、「この曲は一緒に歌いたかったんだよね...空気読めてない人いるけど、カッコよくしていくから俺らと一緒に成長していこう」と、逆にバンドが空気を読む形でハードナンバー「Remember」をぶつけ、ボルテージは最高潮まで高まるなか東京公演は幕を閉じた。

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