滋賀県発、男女混声ツインヴォーカル3ピースバンドのSwimyが10日に、2ndシングル「僕と魚の物語」をリリース。前作『絶絶ep』より約1年振りとなる同作品は、NHK『みんなのうた』への書き下ろし曲を含む全3曲を収録。レオ・レオニの絵本『スイミー 小さなかしこいさかなのはなし』がバンド名の由来とされている彼らだが、「魚」をテーマに書いたのは今回が初。昨年7月にドラム・ヴォーカルのみっけが脱退し、新たに3人体制でのスタートする初の音源。今作の発売を記念したワンマンライブ『Swimy ワンマン show!! L.O.L page-2~独演会~』も3月23日に渋谷eggmanで開催するSwimy。3人体制となっての今の心境や、楽曲の制作背景など3人に話を聞いた。【取材=村上順一】

歌に関しての変化は最小限

Takumi

――昨年7月にドラム・ヴォーカルのみっけさんが脱退されてしまいましたが、3人で活動されてみて現在いかがでしょうか。

Takumi 歌に関してポジティブな方向に向かっています。今まではみんなが歌に消極的だったということもあり、ヴォーカルが3人体制だったという背景があります。もう、それこそヴォーカルのなすりつけあいです(笑)。Swimy“あるある”で、デモと本番で歌う人が変わるということがよくあるんです。

 今回「天使と悪魔の歌」という楽曲を収録しているんですが、それに関しては珍しくまおが「これは絶対私に歌わせて」と自主的に歌った曲なんです。それもあってか、僕もまおもボーカリストとしての自我が芽生えて来ました。

――みっけさんという頼れる人がいなくなって、覚悟したわけですね。

平成のまお まさにそれで、やるしかないみたいな。

Takumi 脱退は辛いことですが、その代わりに良い意識が生まれました。今作はより男女の掛け合い、ツインヴォーカル感が出たと思っています。

――なるほど。私の想像ではタイキロイドさんもメインを歌うようになり、トリプルヴォーカルは維持するんじゃないかなと勘ぐっていたのですが。

Takumi 確かにそれも考えました。「タイキロイドが主旋律を歌うのはどうかな…」とスタッフさん含めた会議の時に話したら、鼻で笑われましたけど…。

一同 (笑)。

平成のまお 日頃の感じも“無”ということもあり、歌声も“無”で感情がないんですよ。なので、タイキロイドはメインというよりは、コーラス向きの歌だと私は思っています。

タイキロイド コーラスハ メチャクチャ フエマシタ

――そういった“無”のところからアンドロイドみたいに?

Takumi 多分そうですね。タイキロイドという名前は自分から名乗り始めたので、由来は僕らも知らないんです。

――ご自身からの発信だったんですね。

タイキロイド ソウデス “ム”ダネトイウノハ ムカシカラヨクイワレテイタノデ ロボットミタイダナトオモッテ 「タイキロイドデイキマス」ト ラインヲオクリマシタ

Takumi 基本的に“ロイド感”を保てているのは、こういったインタビューなどのカタカナ表記だけなんですけど(笑)。

平成のまお ラジオとかも普通に喋っているしね。一度だけ、喉をチョップして声を震わせてラジオに臨んだのですが、ただ緊張して声が震えている人みたいになって(笑)。

Takumi それロボットじゃなくて宇宙人だしね(笑)。まあ、それはさておき3人になってしまいましたが、みっけがコーラスしていたところは、タイキロイドがコーラスをしたりと、歌に関しての変化は最小限だと思っています。やっぱり、ドラムがいないというのが一番の変化かもしれません。そこは考えることが必要でした。

――サポートでもドラマーを入れるという案はなかったのでしょうか。

Takumi 新しくドラマーを入れようというのはなかったです。今作に収録されている「天使と悪魔の歌」のレコーディングでは、中畑大樹(syrup16g)さんに叩いてもらっていますが、「僕と魚の物語」と「しゅるる」は、生ドラムの音をサンプリングしたものを使用して、プログラムしています。生と打ち込みのハイブリッドなものを目指しました。ドラムがいないことで作り方や構築の仕方は変わりました。

平成のまお 新メンバーを入れなかったのは、私たちの人見知りが勝ってしまったのかなと…。

Takumi みっけもそうだったんですけど、4人はバンドを組むために集まったメンバーではなく、友人や幼馴染が集まって組んだので、そこに新しい人が入って来ても空気感が難しいかなと。

――3人の絆が出来上がってしまっている分、確かに難しいかもしれませね。

Takumi そうですね。あと、あの4人でしか作れなかったものがあったので、誰かが入って来たとしても、自分はちょっと違うかなと思いました。それだったら今の3人で届けられるものを考えた方が、先を見据えた時に面白いことが出来るんじゃないかなと思い、3人で頑張っていく決意をしました。

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