福山雅治の最新曲「トモエ学園」には、「今、思っていることを、誰よりも好きになること。もっともっと、好きになること」というメッセージが込められている。12月1日に配信限定でリリースされた「トモエ学園」のミュージッククリップは、福山雅治の母校、長崎市立稲佐小学校で撮影され、「夢についての授業をしていただきたい」という学校側の想いのもと、福山雅治の「母校で一日先生」という企画で撮影がおこなわれた。母校というテーマを含む本作は、小学生の頃に抱いた想い、現在の想いが交差して、今改めて“夢と自由の輝き”を放たせる楽曲だ。

母校での特別授業、緊張をみせる“福山先生”?

 「トモエ学園」のミュージッククリップは、福山雅治が小学校の後輩たちと教室で夢を語り合う場面、体育館で全校生徒を前に弾き語りで演奏するステージ、子供たちと真摯に向き合う“特別授業”のシーンなどが収められており、まるで一本の良質なドキュメンタリー映画を観たかのような感覚をも得られる仕上がりだ。

 小学校の音楽室にあるギターといえば、クラシックギターだった。福山雅治はガット弦のクラシックギターを奏でながら、伝えるように、教えるように、受け入れるように、母校に感謝するように、ちいさな生徒達に囲まれながら「トモエ学園」を歌う。瞳をキラキラとさせながら、体育館というステージで福山雅治の歌に聴き入る小学生たち――。

 夢をテーマに教室で“特別授業”をするシーンでは、温かい物腰ながらも威風堂々と教壇に立つ福山先生を、生徒達が大はしゃぎで歓迎する。

 映像監督の丸山健志氏は、「僕がこの撮影で一番印象的だったのは、あの福山雅治さんが、子供達の前に立つ寸前、授業をしている時に、緊張していた事です。あくまでも主観ですが、僕にはそう映りました」と述べる。子供達の表情、眼差し、言葉、そこから何かを得ようとする福山雅治。そこには、美しいぶつかり合いがあったという。

「トモエ学園」というタイトルの背景

 この楽曲は、黒柳徹子さんの母校であるトモエ学園がタイトルの由来となっている。全編に渡って心地よく流れる弦楽四重奏によるサウンドは、黒柳徹子さんの父親がヴァイオリン奏者であったことから着想を得てレコーディングされた。楽曲「トモエ学園」のアンサンブルは、弦楽四重奏・ピアノ・クラシックギターと、どこか“母校”の温かさを彷彿とさせる編成だ。

福山雅治の最新曲「トモエ学園」

 そもそも、トモエ学園とは、かつて東京都目黒区自由が丘にあった私立幼稚園・小学校(旧制)。リトミック教育を日本で初めて実践的に取り入れた学校として知られている。同学園出身の黒柳徹子が著したベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』によって、一躍その名が全国に知れ渡った。黒柳徹子さんが転入したころ、廃車となった電車を譲り受け、教室として使用していた。

 トモエ学園の創始者である小林先生が仰っていたという、「大人達が考えていることより、子供達が考えていることの方が全然大きいから」という言葉を受け、福山雅治は「きっとそういう何かがあるんじゃないかと思って――。むしろ僕が色々教えてもらえるのかもしれないと思っています」という想いを抱きながら、長崎市立稲佐小学校で後輩達とふれ合い、楽曲「トモエ学園」を学び舎に響かせた。

純粋に、自由になれる楽曲

 歌詞のメッセージは、小学生の子供目線でもあり、大人目線でもある。<「違う」って 面白いな だからその手 繋ぎたくなる>という一節は、自由で、大好きに向き合って、幸せに生きるということは、それぞれの個性を大切にすること。福山雅治は、そう伝えたいのだろうか。こうして改めて解釈するようなことではないのかもしれない。ただ、歌詞を受けて、「トモエ学園」を聴いていると、ただ純粋に、自分にも相手にも、“Yes”という心境になり、自由になれる。

 それは、福山雅治が学び舎で得たこと、卒業して挑戦を続けたこと、今も走り続けていること、その全ての「今」の中から出てくる様々な想いが、本作という形になって聴き手に伝わるからではないだろうか。

 「今、思っていることを、誰よりも好きになること。もっともっと、好きになること。それがみんながなりたいと思っていること、やりたいこと思っていることに近づく第一歩だと思います」福山雅治は、母校の生徒達にそう真っすぐ伝える。

 「トモエ学園」は、自由と、大好きということと、幸せということについてが、音に乗って、言葉に込められて、聴き手の心を温かく包み、今改めて心の奥底で確かめさせてくれる。そして、小学生の頃は当たり前のように信じていたことが大切だったと気付かせてくれる。

 <ほら自由で 幸せです 私は 今>という言葉で締められる「トモエ学園」の歌。福山雅治が母校で得たもの、その後走り続ける人生で得たもの、これから得るもの、そして、みんなで分かち合うもの。教え合うもの――。「トモエ学園」は、その全てが、美しい生命力が溢れる旋律・言葉となっている楽曲だ。【平吉賢治】

福山雅治 - トモエ学園

「トモエ学園」特設サイト
http://fukuyamamasaharu.com/tomoegakuen/

福山雅治Official web サイト
http://www.fukuyamamasaharu.com/

福山雅治UNIVERSAL MUSICサイト
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福山雅治公式Instagram 
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