アニメ作品『マジンガーZ』が12月3日に放映から45周年を迎えました。登場人物がロボットに登場して戦うという「ロボットアニメ」の始まりがこの作品。ここからガンダムやエヴァンゲリオンなどに繋がっていくと思うと胸が熱くなります。

 さて、この様に日本のアニメやゲームは歴史を積み重ね、学問としての研究もされています。そして、この文化の蓄積は海外の音楽にも影響を与えています。過去の記事で『天空の城ラピュタ』からインスパイアを受けた対照的な2曲の海外作品を取り上げましたが、本日は日本のサブカルから影響を強く受けている、サンダーキャットというアーティストをご紹介します。

 超絶技巧ベーシストで、シンガーソングライターの彼は「ストリートファイター2」や「ロックマン」など日本のゲームミュージックに魅了されてきた1人。音楽性はブラックミュージックを基調にしたグル―ヴィなサウンドと、スウィートな声とエッジの効いたベースの高音弦によるメロディが特徴です。

https://www.redbull.com/jp-ja/diggin-in-the-carts-episode-4-2017-15-04

 そんな彼はセガのメガドライブに初めて触れた時の事を「子どもなのに結婚した感じだったよ。新郎が俺で新婦がセガ」、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の音楽をして「自分にとってのファンクミュージックの初体験」と自身のゲーム音楽体験をユニークに語っています。

 さらに上記の動画に登場するフライング・ロータスというアーティストもサンダーキャットの仲間。彼は最近、渡辺信一郎氏が監督を務めたアニメ『ブレードランナー ブラックアウト2022』で音楽を担当しています。『カウボーイ・ビバップ』や『サムライチャンプルー』など音楽に定評のある制作してきた渡辺氏と彼らがコラボレーションするとは驚きでした。

 こう考えると、アニメ・ゲームの音楽の豊饒な歴史はもはや日本だけのものではなく、世界の共通財産なのかもしれません。【小池直也】