ゆず、MIYAVI、宮本笑里らが26日、東京駅前の行幸通りでおこなわれた、東京2020参画プログラム『文化オリンピアードナイト』内のコンサート『Tokyo 2020 ALL JAPAN CONCERT』に出席。このなかでゆずは「栄光の架け橋」等を披露、北川悠仁は涙を流し、力強く歌った。

 このイベントは、2020年の東京五輪に向けてスポーツだけでなく、文化の面でも盛り上げ、開幕前におこなわれる聖火リレーなどを含めた『東京2020Nipponフェスティバル』に向けての期待感を高めることを目的に開催されたもの。

 第一部では、演出家の宮本亜門をモデレーターに、歌舞伎俳優の市川海老蔵、女優の草刈民代、同組織委アドバイザーの澤邊芳明さん参加のもと、「2020年に日本の文化芸術をどのように世界へ発信していくか」をテーマにトークセッションが開かれた。

 第二部では、宮本亜門が企画構成を担当した『Tokyo 2020 ALL JAPAN CONCERT』が、岩村力・指揮、東京ニューシティ管弦楽団・演奏のもとにおこなわれた。

 コンサートは、東京駅の駅舎をバックに、同楽団ファンファーレ隊による「東京オリンピックファンファーレ」で幕開け。宮本笑里が、東日本大震災で発生した津波の流木で作られたという「TSUNAMIヴァイオリン」で、「You Raise Me Up」を伸びやかな音色を立てて演奏。次に、ソプラノ歌手の森谷真理による「オリンピック賛歌」が届けられた。

ゆずの岩沢厚治

 宮本笑里は演奏後、「TSUNAMIヴァイオリン」について、「他の楽器に比べると新しいヴァイオリン。新しい楽器ならではの良さもあり、沢山の演奏者によって引き継がれているので温かい音色がするので私自身も沢山弾いていなくても弾きやすい楽器だなと思いました」と語り、また、「ヴァイオリンに込められた想いもそうですし、世界中の皆さんの想い、音楽には国境がないと思います。それがまたこのヴァイオリンを通して届けられたら」との思いを明かした。

 世界で活躍するロックギタリストのMIYAVIは、エレキギターで「炎のランナー」を演奏。太鼓奏者の上田秀一郎、はせみきたによる力強い太鼓の音、そしてオーケストラをバックに力強いリフを奏で、その音色のなかで義足ダンサーの大前光市が優雅な舞を見せた。

 MIYAVIは演奏を終え「この場に立てて光栄に思います。文化の力で僕達日本の魅力を、ドキドキワクワク、衝動を伝えられることを光栄に思っています。西洋の文化と日本の文化、オーケストラと和太鼓、そして大前さんの障害を乗り越えた強さを一つにして届けられたらと思った」とこのステージに懸けた想いを明かした。

 その後、鈴木瑛美子による圧巻の歌声で「We Will Rock You」が届けられたあと、ゆずがサプライズ登場。ゆずは、「栄光の架け橋」と「ワンダフルワールド」を歌い上げた。「栄光の架け橋」では北川悠仁が涙を流しながら力強く歌い上げるなど、観客の心をグッと惹き込んだ。

 ゆずの岩沢厚治は「五輪はだいぶ先の話だと思っていたらあと1000日(を切った)。準備しておかないと。凄く楽しみにしています」、北川は「とても楽しみにしています。僕たちは音楽と芸術でオリンピックを盛り上げられるようにこれからもがんばっていきたい」と音楽の力で東京五輪・パラ五輪を盛り上げていきたいと語った。

 なお詳報は後日掲載。【取材・撮影=木村陽仁】