ももいろクローバーZの百田夏菜子(23)が16日、東京・新宿バルト9でおこなわれた『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』の完成披露試写会舞台挨拶に出席。この日、共に出席した同作の原作者・原ゆたか氏(64)と監督の藤森雅也氏からは「声優」としての才能を評価された。

 同作は、作家・原ゆたか氏原作の児童書『かいけつゾロリ』シリーズを劇場版アニメ化した第5作目。「いたずらの王者」を目指すキツネのゾロリと、子分であるイノシシの双子イシシ&ノシシが繰り広げる大冒険の物語。

 映画かいけつゾロリ ZZのひみつ』では、過去の世界にタイムスリップしてしまったゾロリ達が、若き日のゾロリの母・ゾロリーヌと出会い、謎の怪獣に飲み込まれてしまったゾロリーヌを救い出す姿を描く。

タワーを見て喜ぶ百田

 このなかで百田は、同作の主題歌「夢は心のつばさ」を主人公・ゾロリ役の山寺宏一と歌唱。さらに、声優初挑戦として若き日のゾロリーヌを演じている。

 百田はこの日、白黒のワンピースに、ゾロリーヌを意識した赤いベレー帽を被り、ゾロリが付いたイヤリングを付けて登場。「(ゾロリーヌに)染まってます」と話し「イヤリングもスタイリストさんが手作りで作ってくれました。実はイシシ&ノシシバージョンもありまして。後、原さんバージョンも絶賛制作中です!」と手作りで制作してもらった事を明かした。

 主題歌と声優に初挑戦した事について百田は「思っていた以上に、凄く自分の中で大きな事が起きているなというのを感じていて。私あんまり深く考えすぎると、その現状に怖くなるのであんまり考えてなかったんです」と挑戦することに対して不安を感じていたという。

 また、「主題歌も歌わせてもらってヒロインもやらせて頂くので、凄く緊張はしたんですけど、作品が出来上がってみてとっても素敵なモノが出来ているので、こうして今日皆さんに届けられることが嬉しいなと思います」と満足の笑みを浮かべた。

ももクロ百田夏菜子

 百田のアフレコに対して藤森監督は「今回百田さんに重要な役をお願いしているので、もしちょっと良くなかったらどうしようかな? ってずっと心配してたんですけど(笑)実際アフレコで声を入れて頂いたら、もの凄く安心しました。この映画はもうこれで大丈夫だなって。その時点で思えたと思います」と最初は不安だったものの、声を聴いて安心したという。

 そして、原氏は百田のアフレコについて「百田さんはなぜ今まで声優をやらなかったんだろう? 何か問題がある人だったのか…?(笑)と。めちゃくちゃ上手くて。キュンキュンして。今日映画見た人もゾロリーヌに惚れると思うんですよ」と百田のアフレコの上手さを語り、「これからゾロリーヌの若い頃を書くとき、彼女の声しか出てこないくらい素敵な声をいれて頂きました」と絶賛した。

 これに対し百田は「何よりも嬉しい言葉を頂いています」と喜んだ。

 百田と山寺が歌う主題歌について藤森監督は「元気が出る歌で、初めて絵と歌がぴたっとあったときの気持ち良さっていったらないな!っていうぐらいです」と同曲を絶賛。

 百田は主題歌を歌ってみて「レコーディングで山寺さんの声と自分の声が重なったときに、何かグッとくるものがあったのでそれを皆さんにもお届けできたらいいなと思います」とレコーディング時の想いを語った。

タワーにドーナッツをはめる百田夏菜子

 今回百田が演じたゾロリーヌはゾロリの母親。その役を演じる上で母親らしさを意識した点は「映画の中では、若い頃のゾロリーヌなので、直接お母さんっていう訳ではないんですけど、セリフセリフにちょっと母性を込めて言わせてもらいました」と独自で母親らしさを追求したと述べた。

 この日は特別に、1987年からスタートした『かいけつゾロリ』シリーズが、2017年で誕生30周年を迎えたことを記念して、映画に出てくるドーナツにちなんだドーナツタワーが舞台に登場。だがこのタワーは未完成の状態であり、ドーナツを3つタワーにはめると完成する。そこで、百田、原氏、藤森監督の3人は一緒にそれをはめて完成させた。

 百田は「めっちゃ良い匂いする~」と食べたそうにしながらも、完成したタワーを見てニコリした。

 最後に百田は「本当に素敵な作品が出来上がったなと思います。笑いあり、涙あり、家族っていいなって思えるような作品です! よろしくお願いします!」と同作をアピ―ルした。【取材・撮影=橋本美波】

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