ミュージシャンの西川貴教が29日、東京・日本橋でおこなわれた、滋賀県の情報発信拠点『ここ滋賀』のオープニングイベントに出席。滋賀県の三日月大造知事と、同県出身のジャーナリスト田原総一朗氏などともに、テープカットに臨んだ。

 滋賀県の魅力を実際に見て、触れて、食して体感してもらうと、滋賀県が、近江商人にゆかり深い東京・日本橋にオープンさせたのが情報発信拠点『ここ滋賀』。県内の特産品・伝統工芸品の販売のほか、施設内のレストラン「日本橋 滋乃味じのみ」では、滋賀の食材をふんだんに使った料理や地酒を提供する。

テープカット後、ファンの声援にこたえる西川と田原氏

 滋賀ふるさと観光大使を務める西川はこの日、「長年の悲願でありました、日本橋で滋賀県をPRする拠点を設けることがついに出来ました。みなさんのおかげです。これまで滋賀県内外で滋賀県の魅力をPRするご協力をさせて頂きました。もちろんイナズマロックフェスも開催しながら、来年は10周年。県内の方ももちろん県外の方に滋賀県がいかに素晴らしく、そして温かい場所であるということをイベントを通じてPRしてきました。ここを通じて、またここで出会う皆様を通じてまして滋賀県の魅了をこれまで以上に発信してまいりたいと思います」と挨拶して、滋賀県知事、田原氏などとともにテープカットに臨んだ。

 この日の天候は台風22号の影響もあって雨。雨足が強く、時折強い風が吹き込んだ。西川にとっては、自身主催の県内の音楽フェス『イナズマロックフェス』が今年も台風の影響で一部が中止になるなど、何かと台風、大雨がつきまとっている。

囲み取材後に撮影に応じた知事と西川

 イベント終了後におこなわれた囲み取材では、記者から「嵐を呼ぶ男とも…」と質問されると「これは僕だけでのせいになると…三日月知事もなかなかの雨男と聞いていますので…」とも。知事も“雨男”を認めつつ「日頃、イナズマロックフェスで西川さんは『水の未来に声をあげろ』と言われているので、まさにきょう、水しぶきをあびながらのオープンということになりました。雨降って地固まる」とし、西川は「これで少しでも琵琶湖、滋賀県を感じて頂ければ」と語った。

 この日予定されていた野外コンサートも中止になったという西川だが、「水の国」とも称される滋賀県の特性に絡めて「我々滋賀県の者からすると、水からいろんなものが生まれている。滋賀県の真ん中に水があって、そこから命や色んなものを頂いている(考え方がある)。もちろん残念ですけど、逆にこの雨を活かした形でいろんなものに育むようなものに、水は色んな栄養や色んなものを与えてくれるものだとおもっていますので、ポジティブに考えてここから新たなスタートを切れたらいいと思っています」と述べた。

 なお、オープニングイベントはビルの野外の敷地内でおこなわれた。屋根がついているものの、最高気温16度と寒い。会場の周りには多くのファンが詰めかけていたが、西川はファンの声援に手を振って応えるなど気遣いを見せていた。【取材・撮影=木村陽仁】