瑛太

 佐藤江梨子と瑛太らが14日、都内でおこなわれた映画『リングサイド・ストーリー』の初日舞台あいさつに出席した。この日は映画で共演した黒潮“イケメン”二郎、武尊(たける)と、メガホンを取った武正晴監督とともに、撮影を振り返った。

 映画『リングサイド・ストーリー』は無名のダメ役者・ヒデオを養うためプロレス団体の裏方として、そしてK-1の裏舞台で働くことになったヒロイン・カナコの日々の奮闘を、恋仲を賭けて、ひょんなことからK-1のファイターと戦うというハプニングを交えて描くストーリー。映画『百円の恋』を手掛けた武正晴監督の、3年ぶりの作品となる。出演者は他に田中要次、高橋和也、前野朋哉、近藤芳正、余貴美子ら豪華俳優陣らが脇を固める。

 撮影には「命を賭けた」と語る瑛太は、この作品を「武監督の『100円の恋』というたくさんの称賛を得た作品を超えたと思っています」と絶賛。また本作品は登場人物であるヒデオにあやかり、スターダムを夢見る役者たちへの応援を込めて「役者割り」を実施、映画鑑賞時に自身が役者であることを証明すると割り引きで映画が鑑賞できるという。この催しに瑛太も乗り、『100円の恋』で主演を務めた安藤サクラに向けて「この作品を、役者割りで見にこい!」と挑発コメントを発し、会場を沸かせた。

初日舞台挨拶に出席した、左から武正晴監督、黒潮“イケメン”二郎、佐藤江梨子、瑛太、武尊

 また、本映画は10月12日から韓国でおこなわれている釜山国際映画祭にも招待され、武監督とともに佐藤、瑛太もレッドカーペットに登場した。その感想を佐藤は「この映画の中で、ヒデオが『カンヌレッドカーペットを歩かせてやるよ!』と言う特別なシーンがあって、釜山は初めてだったので、こういうのが特別な景色なんだと、ヒデオを信じてよかった」とコメント。瑛太も「今サトエリさんがおっしゃったとおり、夢を半分叶えられたなと。映画祭にはこれまでもいくつか参加させていただいたんですけど、お客さんの迫力に圧倒されましたね。韓国の方たちの映画画の愛がすごいんだなと感じました」とその感激を振り返った。

 一方、出産後映画出演復帰第一弾となった佐藤。今回映画祭出席のため家を空けるために子供を主人に預けていたところ、帰宅して子供を抱き上げた際に「“ママ”ではなく“パパ”」と呼ばれたハプニングを告白。映画にちなみ現在の夢はとたずねられると「(子供からの呼び声を、)“パパ”を“ママ”にすることが夢ですね」と一抹の寂しさを明かしていた。

 また瑛太は、映画初出演となった黒潮、武尊の演技を「ものすごい皆さん本当に自然なお芝居」と絶賛。黒潮に対しては「二度見なんかすごい旨いですよね。俳優の二度見、結構技術的にあるじゃないですか。あれちょっとすごくうまいんですよ」とコメント、黒潮は「ムチャクチャ嬉しいです!」と喜びの声を上げる。

 一方、武尊に対しても「セリフのはき方とか、最高ですね本当に。あるシーンがあって、武尊さんに嫉妬するシーンがあるんですけど、本当にイライラした。芝居が素敵すぎて負けたと思いました」と称賛の言葉を贈ると、武尊は「公開前から僕の演技を瑛太さんが褒めてくださって、それがネットニュースみたいになっていて、ハードルが上がっているのですごく辛いんですよね、僕。これで(演技を見てもらって)『そんなでもないんじゃない?』みたいになったら嫌だなって」と瑛太から受けたプレッシャーをコメント、笑いを誘っていた。【取材・撮影=桂 伸也】