狂言師・野村萬斎と空手・清水希容選手による対談動画の一コマ(Tokyo 2020提供)

 2020年東京五輪・パラリンピック大会への参画意欲を高めることを目的に、立ち上げられたプロジェクト『ONE TEAM PROJECT』で、狂言師・野村萬斎と空手・清水希容選手が対談した。その様子を収められた動画は先月29日に公開された。

 「狂言は“型”の芸術」という野村萬斎の言葉から、同じく“形”の種目を持ち、東京2020大会の新競技である空手に着目し、それぞれに「カタ」を究めようとする空手の清水希容選手と野村萬斎との対談が実現した。

 二人の対談を通して、東京2020大会の新競技である日本(沖縄)発祥の「空手」がどういった競技であり、またいかに魅力的かについて、スポーツという視点と「狂言」という日本独自の文化の視点を交えて発信する。

狂言師・野村萬斎と空手・清水希容選手による対談動画の一コマ(Tokyo 2020提供)

 動画では、野村萬斎の眼前で清水希容選手が「形」を披露。感嘆した萬斎は次々と質問を繰り出して空手の「形」の魅力を引き出す。

 対談の中では、空手の「形」と狂言の「型」の共通点や相違点を探るべく、萬斎と清水選手がそれぞれの「カタ」を披露するシーンも。清水選手の演武をしているときの緊迫感ある真剣な眼差しと、演武が終わった後の緊張のほどけた愛らしい表情が印象的だ。

 萬斎は「狂言と空手、お互い知る人ぞ知る世界で生きる者同士ですが、非常に有意義な対談でした。スポーツにはあまり興味がないという方にも、今回の対談を通して、東京2020の追加競技となった空手の魅力を感じ取っていただけたら幸いです。清水選手と直接お話をして、また迫力の演武を目の当たりにして、ますます東京2020への期待が膨らみました」と振り返った。

 清水選手は「『カタ』という共通点を切り口に、野村萬斎さんから多くのことを勉強させていただきました。この企画を通して、空手や狂言の魅力が一人でも多くのみなさんに伝わればと思います。2020年を盛り上げるONE TEAMの一員として、私も決意新たに精進します」と語っている。

 『ONE TEAM PROJECT』は、日本を代表するアーティスト、作家、漫画家、映画監督、学者などといったクリエイターやイノベーターの協力のもとに、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が企画するプロジェクト。8月24日に第1弾として、市川海老蔵の東京2020三年前口上により幕開けした。

動画が公開されているサイト
https://participation.tokyo2020.jp/jp/oneteam/02.html

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