GLIM SPANKY

 GLIM SPANKYの松尾レミと亀本寛貴、KenKen、DOTAMAらが21日、都内でおこなわれた映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』の完成報告会見に参加した。このなかで松尾は「GRIM SPANKYは監督が伝えたいテーマも掴みとれていたので、心配することもなかったです」、亀本は「アメリカンコミックとのコラボという事で、僕らがやっているロックミュージックとの相性が凄い良かった」とそれぞれ語った。

 この映画は、世界征服を企む秘密結社鷹の爪団と、彼らの野望を阻む正義の味方とを描いた、脱力系コメディアニメシリーズの劇場版。シリーズでお馴染みのキャラクターたちが、バットマンやスーパーマンなどのDCエンターテインメントのキャラクターたちと共演するのが最大の見どころとなっている。そしてこの作品に、GLIM SPANKYは主題歌である「ビートニクス」を、KenKenは挿入曲をそれぞれ担当した。DOTAMAは声優としてアフレコに参加している。

 会見には俳優の山田孝之、知英、プロレスラーのオカダ・カズチカ、監督を務めたFROGMAN氏らも登場し、豪華な顔ぶれが並んだ。その為かFROGMAN監督は「『鷹の爪』史上最もプレスの数が多い」と戸惑いも見せていた。また、作品については「完成はしたんですけど、まだ修正したい点がある」と制作が大詰めを迎えている様子を見せた。

KenKen

 今回の作品の経緯について、FROGMAN監督は「シリーズ10周年記念で、世界中の大きなコンテンツにコラボレーションを持ちかけました。でも全部断られたんです」と明かし、「絶対駄目だと思っていた、DCスーパーヒーローから『話を聞きたい』と言われまして。足掛け3年の『鷹の爪』最長のプロジェクトになってしまいました」と重ねた。

 松尾は、書き下ろした楽曲について「『大きく言うと、お金と人の愛。人間が何を求めるのかというところを考えさせられる楽曲にしてほしい』、『ヒーローたちが飛んでいく様な絵を思い浮かべられる曲にしてほしい』という話で作り始めました」と監督からの要望を踏まえて語った。

 亀本は「今回はアメリカンコミックとのコラボという事で、僕らがやっているロックミュージックとの相性が凄い良かった。作りやすかったですし、イメージもしやすかったです。絵とはまった時も凄く良かった」と話した。

 さらに松尾は「『鷹の爪』シリーズでは2曲ほど提供させて頂いた事があるんですけど、グリムスパンキーはFROGMANさんとも飲んだり深い仲でお付き合いさせて頂いています。結構FROGMANさんが伝えたいテーマも掴みとれていたので、心配することもなかったです」と快活に語った。

DOTAMA

 挿入曲だけでなく、声優にもチャレンジしたというKenKenは「僕のセリフは2秒しかないんですけど、最初の作品からファンだったので、フラッシュアニメになっている自分を見て感動しました」と述べた。参加の経緯はとある映画のイベントで、FROGMAN監督にKenKenが作品のファンである事を伝えた事がきっかけだという。

 挿入曲に関しては、KenKenが作った曲がほぼ編集なしで映画の尺にぴったり収まったそうだ。これに関してFROGMAN監督は「曲の方が先に出来て、映像は後だったんですよ。ちょっと気持ち悪いな、と思いました。KenKenはそういう魔力を持ってる」と冗談交じりに話していた。

 DOTAMAは「僕は『鷹の爪』のレコーディングに行き慣れているんです。FROGMANさんには大変お世話になっていまして、今回は豪華な出演者に混ぜて頂けて非常に嬉しいです」と謝辞を述べて、その後フリースタイルラップを披露した。豪華出演陣も手拍子でDOTAMAをサポート。

 またFROGMAN監督は「僕も声優として10数年やってきていますが、プロの方を交えるとその度に圧倒されます。今回の場合は世界的なコンテンツとのコラボですから、日本の凄い人達を集めてぶち当てるしかないなと。そういう事で僕の中では日米決戦ですよね。『日本の凄い奴を集めて、アメリカのコンテンツを打倒してやれ』という勢いで最高のキャスティングになったと思っています」と感慨深げな様子も見せていた。【取材・撮影=小池直也】