SuGにとって武道館とは、そして新曲に込めた想いとは(撮影・大西 基)

 5人組ビジュアル系ロックバンドのSuG(サグ)が7月5日、14枚目のシングル「AGAKU」をリリースした。武瑠(Vo)、masato(Gt)、yuji(Gt)、Chiyu(Ba)、shinpei(Dr)のメンバーで今年結成10周年を迎えた。2015年2月に武瑠は、慢性扁桃炎治療のため一時活動休止、その間は、SHIGERUこと松崎しげるが“ピンチヒッター”として加入し、話題となった。今作は、9月2日に挑む自身初の日本武道館公演を見据えて制作したもので、10年間の活動を「足掻く」と表現。メンバーも「ここまでさらけ出したことはなかった」と語るなど彼らの核心を突く作品となった。彼らにとってこの曲はどういう意味を持つのか。また、前回のインタビュ―では、武道館に向けた全国ツアー『39 LIVE ADDICT chapter1 THE BEST TOUR』で「見えてくるものがある」と語っていたが、終盤に向けて得たものはあったのか。メンバーの胸中に触れた。

30の節目だからやった事かもしれない

武瑠

――武瑠さんは自身のお誕生日にTwitterで年齢を公表しましたが、なぜこのタイミングで発表したのでしょうか?

武瑠 単純に30歳を迎えたからですね(笑)。色んな所に出演する際に、年齢を隠すのが面倒で。MVのメイキングで出てしまっていたのですが…。本名とか、年齢を「私、知ってる! どや!」という人が多くて、ムカつくから言いたいなと思って(笑)。家族に迷惑が掛からないなら、本名とかも出したいです。ジャンル的なデリケートな問題で言えないというか、最初は隠さなきゃいけないという。でも、もうそういうノリではないし、普通に節目なので言った、という感じです。

――年齢を発表したことで何か変わったことは?

武瑠 Twitterのフォロワーが増えました。「ヤバい30歳がいる!」みたいな感じで、関係ない人からもフォローされるという。

――年齢を発表する時はメンバーの皆さんと話し合ったのでしょうか?

masato それはないですね。

yuji バンドのルールとして、年齢を隠すというのはまずない(笑)。

――これを機に皆さんも年齢を発表しますか?

yuji 発表することでもないから発表しないですね。

武瑠 俺は、8月に発売するスタイルブックのこともあったので、言ってもいいかなと思って。なので、言っても言わなくてもどちらでも良かったんですよね。

――武瑠さんは30歳を迎えてなにかやってみたいことは?

武瑠 年齢に対しては、正直ないですね。

yuji 20歳だったら成人迎えるからお酒飲みたいとかはあるかもしれないけど、30歳はないだろうね。

武瑠 逆に周りの方が構えているかも。「30歳になってどうですか?」って。別に武道館とかがデカすぎて、30歳はどうでもいいっていう。

――武道館と30歳を重ねた訳ではなく?

武瑠 全くないです(笑)。そんな都合で武道館とれないですよ。「自分30になるんです!」って武道館とれないですね。

Chiyu その理論で言ったら5月11日にとれよって話になるよな(笑)。

shinpei あの時のタイミングって感じだもんね。

武瑠 30歳という節目に本は出したいな、とは思っていましたね。間に合わなかったですが。スタイルブックは夏に出します。

――その8月に発売されるスタイルブック『VISION -Life Style Book-』の中身はどんな感じなのでしょうか?

武瑠 ライフスタイルブックという名目で出しているので、家の中を公開したり、SuGの音楽の作り方を明かしていたりしています。自分が使っている機材などそういう物も割と細かく載せています。SuGでは音楽を作るときに、ジャケットのデザインなども手掛けているのでその進め方だったりとか、自分のブランドの事だったり。本当に全部ですね。

――ぎっしり詰め込まれているのですね。

武瑠 10年の美学を詰め込んだ感じです。カメラマン3人で分けて撮りましたね。プライベートでヨーロッパにも行っていたのですが、その旅先でも撮影しました。初めてフィルムで撮って、メイクもしないで撮りました。家とかでもノーメイクで、コンタクトを外してたり。そういう意味では30歳の節目だからやれた事かもしれない。

――旅行先はどこだったのですか?

武瑠 ベルリンとロンドンです。出国が2日遅れて、2日しかベルリンにいられなかったです。なので、寝ないで遊びました。ベルリンは世界で一番狂っている街だと思いました。アートの街でもあるし。

 アート枠とか、音楽に対しての寛容さとか、カルチャーに対しての寛容さを感じました。街中にアートが溢れている感じ。美術館などにも行けたので良かったです。

メンバー2人いないみたいな感じ

yuji

ーー武道館に向けて『39 LIVE ADDICT chapter1 THE BEST TOUR』を開催しましたが、印象に残った公演はありますか?

shinpei ライブはどこも同じではないですが、本数回るほど、どうしても記憶が薄れてしまいますよね…。

武瑠 機材が届かない公演がありました。

masato ツアー初日の長野・松本ALECXの公演で、バンドの同期の音を流すメインのパソコンをマネージャーが積み忘れたことがありました。でも、スタッフが頑張って届けてくれて、ギリギリ初日を迎える事が出来ました。

shinpei 松本じゃなかったら、できてなかったかもね。

Chiyu 距離が東京からギリギリ近いから。

武瑠 シーケンス(ピアノなどの音を鳴らすソフト)の入ったパソコンがなかったので、大変でしたね。俺らの曲は今ピアノとか打ち込みで作っているので。それがないとメンバー2人いない、みたいな感じです。

 初日にそういう恐ろしいアクシデントがありました。でも開場開演は押さずにやり過ごせました。あれは、結構衝撃的だった。もっと遠かったら普通にキャンセルするしかなかったかもしれません。

ーーツアーをおこなっていて、地方によってファンの人の応援の仕方に違いはありますか?

Chiyu 多少は違いますね。

yuji 結構ずっと付いて来てくれる子とかもいるのですが、そういうファンと現地のファンが混ざると、現地のファンなのか、付いて来ているファンなのかによって結構違っていたりします。

ーーライブの雰囲気も変わりますか?

yuji ライブの雰囲気は全然違う。

shinpei 俺らっていうよりは、ファンのいる位置によってノリが違うかも。

Chiyu 前の列からどんどんライブの空気が感染していくのですが、前が渋いときがあったとしたら後ろの人も恐縮してしまう。でも、その恐縮を俺らが和らげるのが仕事。その駆け引きとかはありますね。

10年を曲で感じ取ってもらえたら

shinpei

ーー「AGAKU」は武道館公演に向けて制作されたと思いますが、今回はかなり自分たちの心情をぶつけていますよね。

武瑠 そうですね。10年を総括してSuGの歴史とは一言で言うと何だろう? と思って「AGAKU」だったのと、武道館に至るまでの進む“マインド”みたいなものをストレートに表現しました。EP3曲なので、全部同じテーマで書いてみようと思って書いてみました。

――<今すぐ逃げ出したい でもみんなを裏切れない>というフレーズがありますが、これは武瑠さんの本音をぶつけた形なのでしょうか?

武瑠 全部の歌詞がそうですね。

――武道館に対しての恐怖心や、葛藤が歌詞に反映されている?

武瑠 そういうものもひっくるめて、全部入っていると思います。武道館だけじゃなくて、今までの葛藤とか。武道館公演が決まるまでの気持ちとか。

――皆さんは「AGAKU」に対してどのような印象がありますか?

yuji これだけバンドのことがストレートに書いてあるのは、凄く衝撃ですね。10年にして初めてぐらいのレベルのストレートさというか。メンバーが一番刺さるのではないかと。

masato 自分たちの心に直撃する感じはするよね。

――自分たちの本音を曝け出すことに抵抗はなかったのでしょうか?

yuji SuGらしいなと思いました。曝け出した上で武道館に挑戦していく、そこはSuGらしいなと。

shinpei 俺もyujiさんと全く一緒で「SuGの事じゃん」って歌詞を見ながら思っていました。なので、凄く刺さりましたね。俺らはそう思いますが、初めて聴いた人にとっても、きっとその時の自分が挑戦していること、今いる環境ですごく共感できる部分も沢山あると思います。色んな人に刺さるのではないか、と思います。

 特に1サビの<ぼくらは綱渡りだった 傷だらけだった そして未来もそうであれ それがただの虚仮威しでも 間違いでも真実にする為に足掻くだけ>の歌詞は抜けて聴こえましたね。自分達に向けてのメッセージソングだと思いました。

masato 自分達のことまんまなので、こんな風にやってきたのだな、という10年を曲で感じ取ってもらえたらいいなと思います。

Chiyu 曲調とかも、活休(活動休止)して復活したその流れとかも組み込まれているのかなと。「sweeToxic」と「FRIDAY!!」のレベルアップバージョンみたいな感じ。10年経験したからこその歌詞なのかなとは思いますね。

SuGの音

masato

――「teenAge dream」では歌詞をストレートに表現している気がしたのですが、表現方法も変わりましたか?

武瑠 『BLACK』までが活休前に構想を持っていたもので、復活以降で初めて作ったのが「teenAge dream」だったので、そこに大きなボーダーがあります。音源とか構想自体の本当の復活というのは「teenAge dream」からだったりするので、それで明らかに変わった部分が1つあります。あと、扁桃腺を取る手術をしたこともあるかな。

 それまでは凄くクリエーションが先行して、アートワークなどを詰めることが多かったのですが、復活以降は割とライブ主体の活動スタイルに変わっていったので。自然とファンタジックな作り込みではなくて、わりと生々しい感情を書くことが増えてきたというのはありますね。

――「AGAKU」の作曲に対してはどうでしょうか?

yuji この選曲会が2回ぐらいあったのですが、最初の選曲会があったときに「どういう音にするか?」という所で、武道館の一発目にできるような曲というイメージは話し合いの中であって。それだったら、こんな感じかなと作ったのですが、10周年の集大成として、SuGの音としての答えみたいなものを自分なりに表現した感じですね。

 EDMなどダンスっぽい音も入っているし、昔からヒップホップとかストリート感のあるものも使ってきているので、そういうものを入れたかった。ドラマチックなところや感動的な部分も出したかったので、イントロとかでディレイピアノが入っていたりなど、切なく聴こえるようにとか…そういう感じですね。

――武瑠さんはyujiさんの曲を聴いたときに、どんな印象を受けました?

武瑠 イントロを聴いたときにSuGの集大成が入っているな、と思って。ラップも今までやってきましたが、今回もラップがかなり多い。PVでも全面に押し出しているものはあまりなかったので、凄くバランスがいいな、と思いました。サビは踊れてキャッチーだったので、選曲会で「選ぶべき曲だな」と思いました。

――「AGAKU」のタイトルは英語表記になっていますね。

武瑠 字面が綺麗だからです。あと、「AGAKU」の真ん中だけをアナーキーマークのデザインにして使っていますね。足掻きながらアナーキーマークもあるのがSuGっぽいかなと。

――MVも印象的ですね。テーマはあったのでしょうか? 安全ピンがばらまかれるシーンも印象的でした。

武瑠 音楽と歌詞がそのまま伝わり、ビジュアルとして格好良いものを撮ろうという感じでした。ファッション的なところを強く出した感じですね。

 安全ピンはSuGの中で色んな場所で使ってきて、象徴的なモチーフの一つになっていて。衣装とかでもよく使っていたのですが、今回衣装さんが安全ピンを赤く染めてきて「何か使う?」と見せてくれて。しかも色が剥がれているような赤だったので、それがすごく良くて。それを地面に置いて撮影したらすごく良かった。そのままジャケットに使って、映像でも使うという風にしました。自然発生というかコーディネートしていく中で使いましたね。

――MVの撮影で記憶に残っている部分はありますか?

yuji ダンサーのシーンとか。紐で繋がれて踊っているのが、足掻いている感じがしますね。

Chiyu 武瑠がソファーに座っている所に赤い薔薇が飛び交っているシーンがあるのですが、実は裏ではスタッフさんが薔薇を全員で飛ばしていて。それをやっているスタッフさんがすごく大変そうでした。良いところで花びらが少し足りていなかったり、もどかしさを感じました。「もうちょっと我慢せーよ」というのが何回かあって(笑)。

武瑠 みんな最初から全開で投げていたよね。

Chiyu 「最初抑えろよー! 何回もやってるからわかるやろー」と思いながら見ていましたね(笑)。

武瑠 あと、メイキング映像が印象的でした。映像のチェックでメイキングを見せてもらって、見て一発で初めて撮った映像だな、と思いました。すごく良い意味で、絵の数がとにかく多くて。素人じゃないと撮れない映像がたくさん入っていて、でもそれが粗削りですごく良くて。

 監督は初めて作ってアーティストに見せるから、とても緊張していたと思うのですが、これ絶対初めてだろうなと思って。「これ初めて作りましたよね?」と言うと「何でわかったんですか!」と言われて。何か衝動と愛情が凄く詰まっているので、あれはプロでは撮れないメイキングになっているなと思いました。メイキングと合わせて観て欲しいなと。その情熱が見える映像になっています。

shinpei あー確かに俺も思った!

武瑠 俺、速攻で思った。これ初めて撮った映像だろうなと。編集の仕方が少し粗削りで、それが良いみたいな。衝動が詰め込まれていますね。

「赤春」という言葉の方がふさわしい

Chiyu

――カップリングの「赤春」の作曲を担当しているのは、Chiyuさんです。シングル曲で作曲するのは2011年の「きらきら」以来ではないですか?

Chiyu 全然覚えてないです(笑)。

masato でも、流れ的にはそうですね。

Chiyu 制作はしているのですが(笑)。ライブで使えそうなサビはキャッチーというか、わかりやすいシンプルな曲を作りたいな、というのがあって。サビは絶対に活かしたかった。それ以外をメンバーで1回こねくり回して、というのがあって。そのまま持っていったらサビ良いからこれでやろうって、エンジニアとメンバー含め、作ったというところですね。

――「赤春」のテーマは青春をテーマに描かれている?

武瑠 青春というものを人が普通に言うときに、自分たちは10年を振り返ったとき「青春」という言葉だと少ししっくりこないなと感じました。役不足でもあるから、「赤春」という言葉の方が、足掻いてきた10年に対しての単語にふさわしいなと思いました。造語なのですが。

 武道館に対してというより、EPなので3曲とも「足掻く」をテーマに描きたかった。同じ方向を向いている歌詞ではありますね、3曲とも。

――皆さんにとって青春時代は10代のことでしょうか?

武瑠 その青春というよりは、SuGに対して捧げた青春というイメージですね。自分は19歳から20代の全てをSuGで過ごしたので、そういう意味での青春を「赤春」に表したという感じですね。

――ヤンキーキャラの強いChiyuさんが作曲を担当していたので、10代の頃にやんちゃしていたことがテーマになっているのかと思いました。

yuji 血を流しているわけじゃないですよ(笑)。10代の頃に本当にやばかったのはまーたん(masato)だからね(笑)。

全員 (笑)

武瑠 スタンガンとか持っている系男子だったよね。

masato スタンガンとかメリケンとかね…(笑)。

yuji バタフライナイフとかね。

shinpei 俺、その時代知らないから嘘か本当かわかんない(笑)。

武瑠 でも、俺小6の時はそんな痛い奴だった!

Chiyu まあ、俺が歌詞を書いていれば、もしかしたらそういうヤンキー系の曲を書いていたかもしれないね。

――皆さんが経験した10代に色を付けるとしたら何色ですか?

yuji 青でしょー。

masato 10代は青だよね。

武瑠 俺はグレーですね。

shinpei 俺も青ですね。

Chiyu 俺は黄色ですね。10代はめっちゃ、爽やかスポーツ少年でした。

yuji ただ、Chiyuの成人式の袴は緑でしたよ。モスグリーン(笑)。

全員 (笑)

――「赤春」を聴いたときどう思われましたか?

shinpei 最初一瞬タイトルだけ見て、なんだろうなと思ったのですが、歌詞見てこういうことだとすごくわかるというか。ストレートに「こういう意味で赤春か! なるほど!」と思いましたね。

Chiyu だってもう種明かししているからね。今まで取材などで「この楽曲は、こういう事なんです」と言ってきたけど、「赤春」はその場で自分がわかるからね。

masato 読んですぐわかる内容なんじゃないかなと思います。今までよりも、よりそういう感じが出ているのではないかなと。

武瑠 普通のバンドだったらシングルになっていたと思います。でも、SuGだからあえてカップリングに持ってきています。SuGらしさを考えての結果です。

足掻いてやり直して

SuG「AGAKU」

――「CUT」はどのようなコンセプトを持って制作されたのでしょうか?

yuji 作曲自体は昔に書いていて。6、7年ぐらい前ですかね。プロデューサーのTom-H@ckさんを入れて選曲会をするときに、「これはサビがキャッチーだからすごく良くなる。これは入れた方が良い」と言われました。それでアレンジをしたのですが、なんか違うなと。やり直そうと思ってやっていたらぐるぐるしてしまって。みんなの中で宙に舞ったというか。

masato ふわっとしちゃったよね。

yuji これは最終的にどうしようかという。

shinpei みんな「この曲何?」というね(笑)。

yuji これどうしようかってなって、試行錯誤してやっていましたね。要はずっと足掻いてやり直して、切って張ってカットしてできた曲ですね。

武瑠 最後までやって良かったなと思える曲ですね。

――今回SEの「mark」が最初に収録されていますが、EPに入っているのは珍しいですよね。

武瑠 アルバムという感覚でSE入れた感じですよね。

shinpei そうですね。飛ばす子もいるかも。

武瑠 でも、SEは頭に入れる以外の間隔はなかった。

shinpei ライブで登場するときのSEを考えてですかね。

masato 使うものが中途半端な立ち位置の曲順に置くと、変な感じがするのでライブの時みたいな事で、そういう流れになっていますね。

武瑠 制作チームの方もこのSEを聴いたときに、SuGじゃなくて間違ったSEを流したと思ったらしいです。

――改めて、3曲出来上がってみてどんな一枚になりましたか?

武瑠 ずばり「AGAKU」ですね。そのワンフレーズから作っていったので。実は「AGAKU」は「teenAge dream」から着想しました。<いつだって足掻いてやる>の部分から。やっぱ「teenAge dream」が分岐点だったので、武道館に向かって最後になるのだろうな、武道館公演の直前に出すってなんだろう? と思ったときに「teenAge dream」から“足掻く”という言葉をとりました。

最後まで武道館へ向けて足掻いていく

SuG

――武瑠さんはKADOKAWAが発行する月刊誌『ダ・ヴィンチ』で小説が掲載されることになりました。以前発売した小説『TRiP』と『Lollipop Kingdom』はアルバムの世界観を描いていましたが、今作もアルバムがテーマ?

武瑠 今回は、短編小説ですね。4000字ぐらいです。なので、昔の曲などを書けたら面白いなと思ったので、ツイッターでアンケートをとりました。それで昔のこの曲にしようかなというのがあって。

 「薫」と「契約彼女、生贄彼氏」で後者の方が多かったので、それを4000字でまとめようと思っています。昔の曲を書いてみたかった気持ちもあったので。

――最後に武道館公演に向けて意気込みをお願いします。

shinpei ベストツアーもやってAGAKUのツアーもやるので、どういう風に違う色を見せられるのかなということが凄く難しいなと思っていて。それを多分これから考えなきゃいけないし、「AGAKU」のツアーもまだ始まっていないこともあるので、意外と武道館前にやることが沢山あるなと、今は凄く思っています。一つひとつ片づけて武道館に向かっていこうと思います。

Chiyu SuGの歴史と自分の音楽人生をしっかり詰め込めるライブをしたいと思います。

masato 武道館に関していえば、今いるファンの方と過去の自分たちを知ってくれた方々と一緒に、これから先、武道館までの間にSuGを知る方たちの皆さんが集まるライブになると思います。その皆さんが「SuG良かった」と言ってくれるようなライブにできるようにしたいなと思っています。

yuji 今回のEPを持って、最後まで武道館で足掻いていくしかないな、という感じですね。

武瑠 6年間と4年間という風に区切りがあって、活動をして活休から復活してということがあるのですが、活休前はショーアップした世界観が多かった。復活後は割とストレートに感情をぶつけることが多くなったので、その両方の魅力を10周年、武道館という舞台で融合させて、SuGの歴史全てを示せるライブができたらいいなと思っています。

(取材=橋本美波/撮影=大西 基)