デビュー後初の自主企画ライブをおこなったSwimy(撮影=柴原彩子)

 男女混声トリプルヴォーカルロックバンドのSwimyが4月28日に、東京・Shibuya eggmanで自主企画ライブ『L.O.L page-1〜縷々るル〜』を開催した。メジャーデビュー後初となる自主企画で、東京公演の他に5月2日には京都・KYOTO MUSE でも開催。初日となる東京公演では、3人組ロックバンドの「リアクション ザ ブッタ」と4人組ロックバンド「TRY TRY NIICHE(トライトライニーチェ)」が参加し会場を盛り上げた。3バンドによる、それぞれの独自の音の世界を見せオーディエンスを魅了した。Swimyは、メジャーデビュー曲「あっちむいて」や「絶絶」などをアンコール含め全9曲を披露。会場を煽りながら一体感のある時間を演出。今回は、そのSwimyのライブの模様を以下にレポートする。

初めての人を巻き込めるように頑張ります

Swimy(撮影=柴原彩子)

 リアクション ザ ブッタとTRY TRY NIICHEの2組がパワフルなステージを届けた後、ライブの企画者であるSwimyが登場。青と白の照明がキラキラと彼らを照らす中、「Swimyです! どうぞよろしく!」とTakumi(Vo、Gt)が挨拶。そしてメジャーデビュー曲「あっちむいて」のカップリング「relAte」でライブは幕を開けた。Takumiと平成のまお(Vo、Ba)の絶妙に混じり合うコーラスワークがオーディエンスを序盤から盛り上げる。

 2曲目の「ナンカイ」では、タイキロイド(Gt、Cho)がステージの中心に立ちフロアを煽るように、力強いギターソロを弾いた。それに加え、みっけ(Vo、Dr)の甘い歌声が折り重なりフロアの熱気も上昇していく。

 「僕たちのデビューシングル聴いてください」というTakumiの言葉を合図きっかけに「あっちむいて」を披露。色とりどりの照明が目まぐるしく場内を照らす中、曲のリズムに合わせてオーディエンスも勢いよくクラップ、身を乗り出して踊りたくなるほどキャッチ—なサウンドで、皆、胸が高鳴っているようなキラキラとした表情を見せていた。

 MCではまず最初に「改めましてようこそ。おいでやす。Swimyの自主企画ライブ『L.O.L page-1〜縷々るル〜』にご来場いただきまして誠にありがとうございます」とTakumiが丁寧に挨拶。続けて「僕達も今日、楽しみにしてきました。リアクション ザ ブッタとTRY TRY NIICHEを観に来た人もいるだろうし、僕らのことを初めて見る人もいると思います。でも今日は初めての人を巻き込めるように、頑張ります。みなさまどうぞよろしくお願い致します」と意気込みを述べた。

 MCに続きみっけが「今からみなさん、私に続いて笑って頂きたいと思います! いけますかー」とフロアを煽る。そして、みっけは甲高い声で「ひゃーはっはっは」と奇妙な笑いを見せる。それにつられて、オーディエンスも負けじと同じように笑い、Swimyオリジナルのコールアンドレスポンスで不思議な一体感を作り上げた。

 その不思議な雰囲気世界観を保ったまま暗闇の中で「ひゃーはっはっは」というみっけの笑い声が場内に響いていく。そして、赤やオレンジの照明がチカチカと光り輝きながら披露されたのは「御一人様」。「eggman笑えますかー?」とTakumiが叫ぶと、<hahahaha〜♪>と口ずさみながらオーディエンスがレスポンス。

 4曲目の「御一人様」が終わると、曲中の鐘の音がアクセントとなる「僕の言葉で」に突入。<君が一人で寂しくなったら 何度も何度でも 僕は歌い続けるよ♪>というフレーズを、オーディエンスに語り掛けるように優しく歌い届けた。

 再び照明が落とされ、白と青のスポットライトをバックに彼らが演奏し始めたのは「どうして」。エレクトロダンスサウンドを軸としたスピード感溢れるメロディラインに、平成のまおのエモーショナルな歌声、そして胸を締め付けるように切ない歌詞が場内の雰囲気をメロウに変えた。

 みっけのカウントで続いたのは、最新作「絶絶ep」より「絶絶」。「何があっても人とつながっていたい」という強い想いが込めれた歌詞と旋律、絡み合うトリプルヴォーカルの世界観に酔いしれるかのように、オーディエンスも体をゆらゆらと動かしていた。

何処かの誰かが笑ってくれたら僕はそれでいい

Swimy(撮影=柴原彩子)

 後半のMCではTakumiが、「改めまして、今日は来てくださり本当にありがとうございます。僕ら3バンドで良い夜を作れたんじゃないかと思います」と改めて集まったファンへ感謝を伝えた。

 続けて「我々Swimy、一見アホっぽく音楽やってるように見えるかもしれませんが、それでどこかの誰かが笑ってくれたら僕はそれでいいなと思っていて。僕らは、真面目にこれからも皆様に良い音楽を届けられるように日々精進します。また僕らの音楽をCDで聴いたり、ライブに来て一緒に楽しんでください」と今後への意欲を言葉にした。

 MCが終わると、ギターの音色とTakumiの繊細で力強い歌声が場内に響く。そして「僕たちの夢にいつまでもついてきてください」と告げるTakumi。最後に彼らが演奏したナンバーは「isogi」。<僕のことも忘れないでいてほしい あの時見た夢を忘れないでいて♪>と感情を込めて歌うSwimyは、今日見た景色を忘れないで欲しいと伝えているようだった。そして彼らは、深々とお辞儀をし、清々しい表情でステージを後にした。

 フロアの照明が落とされる中、オーディエンスはもう一度Swimyのステージが見たいと、アンコールの手拍子を響かせる。すると、その想いに応えてタイキロイドが白いオフィシャルTシャツを着用してステージに登場。その後、平成のまお、Takumi、みっけもTシャツを着用し戻ってきた。

メンバーより「アンコールありがとうございます!」と感謝を伝えると、「皆様の心に届くようにアンコールを1曲歌います」とTakumiが告げ、「繋ぐ心」を披露。不安や孤独を払拭させる希望に満ち溢れるナンバーで、最後まで懸命に音を奏で想いを届けた。

 全曲が終わると、同日出演したリアクション ザ ブッタとTRY TRY NIICHEとともに記念撮影をし、Swimyのメジャーデビュー後、初めての自主企画は大成功のうちに幕を下ろした。

(取材=橋本美波)

セットリスト

01.relAte
02.ナンカイ
03.あっちむいて
04.御一人様
05.僕の言葉で
06.どうして
07.絶絶
08.isogi

アンコール

EN1.繋ぐ心