「嗚呼!―」上映会に出席した内田裕也(撮影・小池直也)

 ロックミュージシャンの内田裕也(77)が8日、都内でおこなわれた、映画『ジムノペディに乱れる』の公開記念イベントに出席した。5日のツイッターで、滞在先のロンドンで転倒し、11日間入院生活を送っていたと明かしていた内田だけにその体調面が注目されていた。

 このイベントは、映画『ジムノペディに―』の監督を務めた行定勲氏が、その制作に際して影響を受けた、内田裕也主演作品『嗚呼!おんなたち猥歌』(81年公開)を上映し、トークを繰り広げるというものだった。

 先に登壇した行定監督に続いて、内田は杖を突き、スタッフにサポートされながら登場。開口一番「思ったより観客が少ないのに頭にきてます」と内田節を炸裂させた。

 内田は5日のツイッターで「6年ぶりのロンドンに着いてすぐ、ホテルでシャワー中に転倒! 救急車でセントジェームス病院へ運ばれ11日間入院! キツカッタ! 何とか帰国。これからリハビリで再入院」と綴っていたが、「ロンドンで酒も飲んでないのに、シャワーしていたら突然、気を失って。頭打ってたらヤバぐらいって感じの転倒だったんで」と当時の状況を説明。

 更に「今もリハビリセンターに入院しているところなんですけど」と説明してから「こういう若手の監督が俺を指名してくれて、作ってよかったなと改めて思いを強くしております」と話した。

 内田はその後、この映画にまつわるエピソードを披露。当時、ある女優が突然降板したことへの怒りをぶちまけたかと思えば、創作についてのこだわりについて「俺もしょっちゅう捕まってますけどね、男はやっぱり捕まんないと駄目なんですよね。それくらいの作品に対して毒がないと。犯罪を起こせとは言いませんけど。それくらいの覚悟があるのが、戦う準備だと思うんで」と語り、裕也節は健在。

 イベント最後には「こうやって長い間、行定監督の記憶にも留めて頂いて、日本映画の1ページを飾れた事も嬉しく思っております。あと何本作れるかわかりませんけど、必ず『おー』と言わせる作品を作りたいと思います」とも述べ、創作意欲もみせていた。(取材・小池直也)