壮大なスケールでファンを魅了した安室奈美恵『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』

壮大なスケールでファンを魅了した安室奈美恵『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』

 【ライブレポート】安室奈美恵の全国ツアー『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』が2月10日の幕張メッセイベントホール(千葉市美浜区)で終えた。昨年6月にリリースした通算11枚目のアルバム『_genic』を引っさげ、同年9月5日のさいたまスーパーアリーナを皮切りに、全国15カ所・44公演を展開してきた。過去最高との呼び声も高く、まさに大盛況のうちに幕を閉じた。ミュージックヴォイスではこのうち昨年12月16日に行われた、東京・国立代々木第一体育館での同地最終日の模様をレポート。この日は12月2日にリリースした新曲「Red Carpet」を含む全29曲を披露。ミツバチの巣のようなハニカム構造のステージセットに、壮大なライティングを駆使した光と音のイリュージョン。観るものを現実から切り離すほどの壮大なスケール感でファンを魅了した。

人型の巨大オブジェがアリーナを徘徊

「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」国立代々木第一体育館、2015年12月16日

「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」国立代々木第一体育館、2015年12月16日

 ステージセットにはハニカム構造のオブジェが両サイドに配置され、花道から続くセンターステージの真上には20個ほどの球体のライトが整然と並んでいた。このオブジェがどのような演出をするのかを想像しながら、これから始まるショウへの期待感が高まっていく。開演間近になるとファンたちによる奈美恵コールが沸き起こった。

会場から奈美恵コールが沸き起こる中、BGMがフェードアウトすると会場が暗転。中央のスクリーンにメタリックな豹のような動物が映し出され、その豹が安室のシルエットに変化していった。心臓の鼓動音のSEが流れ、スクリーンに映し出された扉が開くと、安室がインパクトのある赤い衣装を身に纏いステージに登場した。光の中から登場した安室に会場からは割れんばかりの大歓声が巻き起こった。

 オープニングナンバーは「What I Did For Love」。エレクトリックピアノのサウンドに安室の歌が乗り代々木第一体育館の空気が一瞬で変わった。4つ打ちのリズムが流れダンサブルに楽曲は展開していく。ステージには電飾を纏った人型の巨大オブジェが登場。

「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」国立代々木第一体育館、2015年12月16日

「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」国立代々木第一体育館、2015年12月16日

 続けて2曲目は97年にリリースされたアルバム『Concentration 20』から「Close your eyes, Close to you」が披露された。まさかこの曲が歌われるとは思っていなかったのか、オーディエンスも不意打ちを食らったようだった。更に発光する巨人オブジェも動き出し、そのオブジェがステージを降りアリーナを徘徊。まさかの連続に早くもオーディエンスのテンションは最高潮に。

 続けて披露された「Fly」ではダンサーたちと息のあったダンスを観せ、オーディエンスもグッズのポンポンを掲げて盛り上がった。更にアルバムのオープニングを飾る「Photogenic」でも安室の華麗なステップでオーディエンスの目を釘付けにした。スクリーンにはカメラのシャッターをモチーフにしたものが流れフラッシュのように光り出す。

 「NAKED」ではグリーンライトがレーザーのように降り注ぎ、目まぐるしくライティングが変わるド派手なステージを展開。サビ前ではオーディエンスも「フォー」とコールし楽曲に一体感を出して行った。鎖のように紡がれるメロディを完璧に歌いこなす安室奈美恵。