NOISEMAKER。音の塊が重戦車のように攻めてくるサウンドは圧巻だった

NOISEMAKER。音の塊が重戦車のように攻めてくるサウンドは圧巻だった

 【ライブレポート】4人組ロックバンドのNOISEMAKER(ノイズメーカー)と3人組バンドのavengers in sci-fi(アベンジャーズ・イン・サイファイ)が去る19日、東京・代官山UNITで『TOWER RECORDS Presents 『TWIN TOWER』#001』を行った。TOWER RECORDSとNOISEMAKERのコラボ企画でこの日を皮切りに2月、3月と全3回行われる。19日は、NOISEMAKERの新曲「Butterfly」のリリース日。互いのファンを巻き込みながら大盛況のうちに幕を閉じた。

新感覚ロックで魅せたavengers in sci-fi

avengers in sci-fi

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 まず最初に登場したのがavengers in sci-fi。木幡太郎(Gt.Syn.Vo)と稲見喜彦(Ba.Syn.Vo)と長谷川正法(Dr.Cho)からなるスリーピースバンド。ロックとエレクトロニカを絶妙にブレンドさせたスリーピースとは思えないサウンドで、聴くものを魅了した。

 定刻を5分程過ぎたところで暗転、長谷川のドラムソロでavengers in sci-fiの新年1発目のライブは幕を開けた。その長谷川のグルーヴィーなハイハットに乗ってベースの稲見がスラップでパンチのある音を響かせ、ギターの木幡がDJ顔負けのスクラッチをギターで奏でながらステージに登場。Rage Against the Machineの「GUERRILLA RADIO」のイントロリフからオープニングナンバー「Tokyo Techtonix」を披露。スクラッチ音を大胆に取り入れたサウンドでフロアを盛り上げた。

 続いてブルージーかつスペーシーなギターフレーズ、そこにハープのシーケンスが絡み、AVENGERS IN SCI-FIの世界観に引きずり込んでいった「Yang 2」を披露。アッパーな4つ打ちビートに嫌が応にも体が動いてしまう。そして、木幡のエフェクティブなボーカルがフロアに響き渡った。

新曲「DUNE」を披露

avengers in sci-fi

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 続いてクラップ(手拍子)のサウンドSEが印象的な「Riders In The Rain」へ。代官山UNITがライブハウスからクラブに変わったかのような錯覚に陥った。そして、新年ということで新曲「DUNE」を披露した。サイケデリックなイントロから、ロック色が強い“キメ”で緊張感を与えていく。そこに長谷川の重量感あるリズムが心地よく体の芯に響いてきた。そこに絡むベースのカウンターメロディが華を添える。

 ドラムのカウントからファズをかけたようなダーティーなギターサウンドのアルペジオに導かれ「Soldiers」へ。ラララのキャッチーなコーラスをオーディエンスと合唱し一体感が増していった瞬間。そこから大胆なグルーヴチェンジも鮮やかに決めていく。こういったセクションをさらりと組み込んでくるセンスはさすがだ。

 欧州のダンスミュージックを彷彿とさせる「Sonic Fireworks」へ突入。ダンサブルな4つ打ちのビートに多彩な音でスリーピースだということ一瞬忘れてしまうアンサブルに魅了された。オーディエンスも体を揺らしながらリズムに身を任せた。

 そして、MCでは木幡が「3月にツアーしたり、新曲もレコーディングしているので、“何やらavengers in sci-fiの今年は騒がしいぞ”という感じで2016年お願いします」と今年の活動への意気込みを語った。

 ブリティッシュロックにメカニカルな要素を加えた「20XX」、そして、ラストは「Citizen Song」でまさにオルタナティブな世界観を作り上げると、木幡もハンドマイクで熱く歌い上げた。それに呼応するかのようにフロアからも手を上下に揺らすオーディエンス。エフェクティブでダンサブルな新感覚ロックで、代官山UNITを盛り上げたavengers in sci-fiのステージを終了した。