凄まじい“プレイ”で場内を爆笑と熱狂の渦とさせたグドモと金爆(撮影・新保勇樹)

凄まじい“プレイ”で場内を爆笑と熱狂の渦とさせたグドモと金爆(撮影・新保勇樹)

 4人組ロックバンドのグッドモーニングアメリカ(グドモ)と、エアーバンドのゴールデンボンバー(金爆)が14日、東京・青海のZepp Tokyoで、ツーマンライブ『TOWER RECORDS presents FIST BUMP vol.2 グッドモーニングアメリカ×ゴールデンボンバー~二大ヒーロー大集結!?~』を行った。氣志團とキュウソネコカミが2マンを繰り広げ、大盛況を博したイベントの第2弾。グドモのたなしんのコスプレを披露した金爆の樽美酒研二や、それに対抗するたなしんによる喜矢武豊十八番“スイカの早食い”など音楽以外でも盛り上げた。ジャンルを飛び越えたライブはひとつのエンタテインメントとして高いレベルに昇華され、エネルギッシュなイベントとなった。

開幕曲にふさわしい曲「アメリカ」

ゴールデンボンバー(撮影・新保勇樹)

ゴールデンボンバー(撮影・新保勇樹)

 Zepp Tokyoはこの2バンドの勇姿を一目見ようと、会場は隙間もないほど超満員。BGMにはBOφWYやGLAYなど、主に30代や40代のハートに刺さる楽曲が流れ、開演を待ちわびる両バンドのファンで熱気を帯びていた。開演の定刻を少々過ぎたところで暗転。金爆のメンバーがステージに登場した。会場から大歓声が起こった。

 ボーカルの鬼龍院翔が、「グッドモーニングアメリカさんと2マンイベントということで、今日という日に僕らの曲の中で何が1番ふさわしいか考えた結果、1曲だけありました。聴いてくださいアメリカ」と語ると60年代を彷彿とさえるオールディーな“ROCK’NROLLサウンド”が流れた。「わからないと思うんで、適当で良いですよ」とオーディエンスに語ると、“アメリカ~”と只々連呼するだけの楽曲を披露した。

 続いて「綺麗になりたくて」を披露。イントロから会場全体で“オイ! オイ!”と出だしからアクセル全開で突っ走った。樽美酒も後方で激しく踊り、時折ドラムのシンバルでDJのスクラッチ風のアクションなどで盛り上げた。間髪入れずに鬼龍院が「名前を呼んでくれ~」と叫ぶと会場から「まさし~」とコール。ツーバスの高速ビートに合わせながら「まさし」と会場全体で叫ぶメタルナンバーでZepp Tokyoヒートアップ。最後に鬼龍院が「まさしって誰だ~!」とシャウト。

鬼龍院「ファイヤ~~!!」も「えっ何?」

ゴールデンボンバー鬼龍院翔(撮影・新保勇樹)

ゴールデンボンバー鬼龍院翔(撮影・新保勇樹)

 MCでは鬼龍院が超満員のフロアを観て「完全にSMAPさんのファンが流れてきてますね。似ているところがあるからね」とボケるとメンバーから「バカやろう! お前が一番似てねえよ」とツッコまれ、フロアは爆笑。すると鬼龍院は突然、たなしんの十八番「ファイヤ~~!!」を絶叫。メンバーから「えっ何?」と疑問を投げかけられるも「浸透してきたね」とニヤリ。それでもギター担当の喜矢武から「メンバーもファンもポカーンだったけど」と冷ややかな目線が送られていた。

 その喜矢武は「グッドモーニングアメリカさんのリハを観てて、久々に近くでギターのアンプから生音が出てるの聴きました。ギタリストってスゲーなと思いました。気持ちはギタリストなんで皆さん是非弾いてる気持ちで観てください」、ベース担当の歌広場淳は「僕はこのゴールデンボンバーのなかでも断トツに人気がなくてですね、ベースという地味な華のない楽器のせいだと思っていたんですが、グッドモーニングアメリカさんを知って楽器のせいじゃなくて自分のせいなんだなと思いました」とそれぞれ自虐ネタで笑いを誘った。

 一方のドラム担当の樽美酒は「今年に入ってベースを始めたんですよ。始めたきっかけというのがありまして、憧れのベーシストを見つけたんです。誰かというとグッドモーニングアメリカのたなしんさんなんです。今日はしっかりアピールして、たなしんさんに少しでも近づけるように、いや超えていくつもりで頑張ります」とこの共演への意気込みをアピール。ベースを弾くアクションを観せた樽美酒だが、「乳首をいじっているだけだろ」とメンバーからツッコまれた。

樽美酒が“たなしん”姿で尻丸出しエアープレイ

たなしんに扮したゴールデンボンバー樽美酒研二(撮影・新保勇樹)

たなしんに扮したゴールデンボンバー樽美酒研二(撮影・新保勇樹)

 MCに続いて「抱きしめてシュヴァルツ」を披露。星型のペンライトがフロアで光る。4つ打ちダンスビートで会場はノリノリ。間奏ではたなしんのコスプレをした樽美酒が登場。Tバックでお尻丸出しでベースをエアープレイする樽美酒に会場は大盛り上がり。そして水車に張り付けにされた喜矢武も登場。前回のツアーでも使用した水車でクルクル回り電飾がつくと、お台場名物の観覧車ならぬ“キャン”覧車を披露し、さらに会場のボルテージを上げていった。最後は感電するパフォーマンス、“キャン”電死で金爆アトラクションで魅せた。

 続いて音源化されていない曲、「水商売をやめてくれないか」、昨年リリースした「死んだ妻に似ている」とアッパーチューンでテンションをこれでもかと上げていく。「ハァーどっこい!」の掛け声も完璧の一体感を観せたZepp Tokyo。金爆ファン、グドモファン関係なく盛り上がれる楽曲のキャッチーさは流石。「毒グモ女(萌え萌え編)」ではソレソレ~と盛り上がりDAIGOのウィッシュポーズを決める鬼龍院。最後に「DAIGOさん今年も遊んでね」と一言。

 歓声が飛び交う中、続いて「ザ・V系っぽい曲」へ突入。オーディエンスの振り上げた手がフロア全体に広がった。間奏では樽美酒のデスヴォイスとともに会場全体でヘドバン。この光景は圧巻であった。「ゴールデンボンバー演奏しろ!」コールでさらに高まっていくボルテージ。ラストは鉄板曲「女々しくて」をメンバー全員が黄色いポンポンを持って会場を煽り、全力でパフォーマンス。会場はオーバーヒート寸前だ。鬼龍院が「グッドモーニングアメリカさん、あとは頼んだぞ~」とグドモにバトンを渡し、金爆の見事に会場をひとつにしたステージを終えた。