ゴールデンボンバーの鬼龍院翔(31)が、エアーバンドの成功を確信した結成当時の状況を、4日放送のTBS系『サワコの朝』(聞き手・阿川佐和子、毎週土曜あさ7時半)で語った。また、エアーバンドやコミカルな演出も他のバンドとの差別化を図るために生まれたものであるとも明かし、戦略家の一面をのぞかせた。

 奇抜な恰好や演出で人気を集めているゴールデンボンバー。顔面白塗りの樽美酒研二について鬼龍院は「目立つじゃないですか」「記録に残ってもらう事をやっていきたいなといつも思っているので、だからこそ、白塗りも良かった」と、白塗りの意図を語った。

 NHK紅白歌合戦に3度出場。過去には、樽美酒が“替え玉”を使って体操競技の鉄棒大車輪を披露して会場を驚かせたが、その演出も鬼龍院が考案したとして「審査員の方々はオリンピックとお祭り騒ぎが好きだなって1回目出た時に気付いて、オリンピックみたいな事をやったら喜ぶんじゃないかなと。無理やりオリンピック要素を取り入れた」と裏側を明かした。

 ゴールデンボンバーは、樽美酒に限らず、喜矢武豊や歌広場淳もユーモア且つ体を張った演出でファンを魅了している。その喜矢武は結成当時、ギターを実際に演奏していたようだが、「練習すれば形になるかなと思ったが下手だった。音楽のセンスがないことに気が付いた」と述べた。しかし、代役は立てなかったことについては「楽器を弾ける人は面白いことをしない」として、そのままエアーバンドの道に。その選択も、一夜のライブで複数のバンドが出演する「対バン」のなかで他バンドよりも目立つためであったと語った。

 当時は、ライブを観覧した人から「演奏していない」と陰口も叩かれたようだが、彼らを否定していた人のブログを読んだ際に「○○さんと目が合った。今日のライブは最高だった」と、音楽を触れていなかったことに着目。「(演奏を)聴いてねぇじゃないか」と感じ、その時に「絶対エアバンドでもいける」と確信したようだ。

 番組では毎回、ゲストに「記憶の中でも今もきらめく曲」を聞いている。鬼龍院は、サザンオールスターズの「匂艶 THE NIGHT CLUB」を選んだ。その理由を、彼らの代表曲「女々しくて」を作る際に、アレンジを参考にした楽曲だったといい、「素晴らしいアレンジが施されていて、ミュージシャンになってからアレンジの凄さを気づいた。繋ぎや音の切れ目などをみている」と述べた。佐和子から「分析できているんですね」と言われると「音楽に関しては割とちゃんとやっているんですよ」と照れながら語った。

 また、音楽に目覚めたのは、GACKTがかつて所属していたロックバンド「MALICE MIZER」の楽曲だったといい「クラシカルの要素を取りいれた楽曲で、それを機にクラシックにはまって音楽を分析することにのめり込んだ。バッハのオルガン曲などは暗い雰囲気。なんでこんな怪しい雰囲気を楽器とメロディを出せるんだろう。キーボードを買ってもらってなぜこうするとこんな曲が出来るんだろうと考えていた」と当時を振り返った。

 その鬼龍院が「今、心に響く曲」として選んだのは、大事MANブラザーズの「それが大事」。歌詞が、自身の今の心境に重なっており、共感を覚えたと語った。また、90年代の音楽が好きで、今後は90年代音楽の良さを楽曲を通じて伝えていきたいとも述べた。

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