【写真】特撮音楽の渡辺宙明が宇宙刑事シリーズ音楽を語る(2014年9月7日)

宇宙刑事シリーズの音楽について語る渡辺宙明。動画の一コマ

 Vシネマ『宇宙刑事シャリバンNEXT GENERATION』(10月10日発売)と『宇宙刑事シャイダーNEXT GENERATION』(11月7日発売)の新主題歌『宇宙刑事 NEXT GENERATION』をはじめ、劇中BGMを新たに作曲した特撮音楽の巨匠、渡辺宙明(89)が、宇宙刑事シリーズの音楽を語る動画が日本コロムビアのユーチューブ公式アカウントで5日から全7回に渡って公開されている。

 1982年に放送開始した「宇宙刑事ギャバン」に続き、「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」と今も根強いファンをもつ「宇宙刑事シリーズ」。2012年に劇場公開された『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の大ヒットも記憶に新しい中、ファン待望の「シャリバン」「シャイダー」の新作Vシネマがリリースされる。

 今作は、完全新曲となる宇宙刑事シリーズ新主題歌「宇宙刑事 NEXT GENERATION」(歌=串田アキラ)をフルサイズで収録するほか、1980年代に放送され人気を博した宇宙刑事シリーズの全主題歌・挿入歌を、日本コロムビアに保管されていたオリジナルマルチテープをもとにニューミックス・リマスタリングを施して収録する。

 ミックス作業は、数々の特撮シリーズの楽曲を手掛け今もファンに愛され続ける宇宙刑事シリーズの音楽世界を作り上げた巨匠・渡辺宙明が完全監修の下、オリジナル音源に忠実にニューミックスを行っている。

 渡辺は動画インタビューのなかで、作品の出来上がり具合を「機材も発達して音の修正やバランスの取り方、音質の変え方など新しい技術できるようになっている。メリハリの効いたリズミカルな音楽になっている曲が多い。私の音楽はモヤモヤしたものがあまりない。戦いの音楽のメロディがあるのが私の特長と言われていますが、それを一層強調して頂いている」と語っている。

 ◆渡辺宙明プロフィル

 1925年8月19日生まれ。愛知県出身。東京大学心理学科卒業。クラシックの作曲を團伊玖磨、諸井三郎の両氏に、ジャズの作編曲を渡辺貞夫氏に師事。CBCのラジオドラマ『アトムボーイ』の音楽でプロデビュー。以後、正攻法のクラシックからジャズまで、作品に併せた幅広いアプローチで多数の作品に音楽を提供する。

 1972年には、故・石ノ森章太郎原作による東映特撮ヒーロー作品『人造人間キカイダー』を手掛けて以降、パワフルなブラスの響きとパンチの効いたリズムを持ち味とし、この分野の第一人者として、その手腕を遺憾なく発揮。1982年には、『宇宙刑事ギャバン』の音楽を手掛け、その後に続くメタルヒーローシリーズの音楽の礎を築いた。

 そして今回、Vシネマ『宇宙刑事シャリバンNEXT GENERATION』と『宇宙刑事シャイダーNEXT GENERATION』において、宇宙刑事シリーズ新主題歌と劇中BGMを担当。89歳を迎えた現在も、その創作意欲は依然として衰えを知らない。

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