X JAPANのYOSHIKIが複雑な心境をのぞかせた。Toshlが過去の洗脳騒動をTBS系『キンスマスペシャル』で赤裸々に語った22日夜、YOSHIKIは自身のツイッターで「TV 辛くて見てられない..」とつぶやいた。その翌朝にも「実はもっともっと複雑..」と綴った。核心については触れていないものの、Toshlの洗脳騒動について語ったものとみられる。

 番組では、12年にもおよんだ洗脳生活の真相を、再現ビデオとToshlへのインタビュー、自著『洗脳 地獄の12年からの生還』(講談社)を触れて明かしていった。Toshlの生い立ちからX JAPANの誕生と栄光、その陰で苦しんだ人間不信、そして洗脳へと向かった経緯と背景…。なかにはX JAPAN解散の舞台裏などに迫る内容もあった。番組では以下のニュアンスで紹介していた。

 ■X JAPAN世界進出とToshlの葛藤

 国内で絶大な人気を集めたX JAPANは世界へと進出、順風満帆かに見えた。しかし、Toshlはこの頃から不安を抱えるようになったという。YOSHIKIから「英語で歌うためのネイティブな発音やより高い表現力」を要求されるも応えられないToshl。「どうしたら良いんだ。僕なんかYOSHIKIが求めるものに近づけない」と悩むようになり、その時に心の支えとなったのは妻のKさんだった。

 妻のKさんの「自然スタイル。身に着けていたものをすべて脱ぎ捨てていく」というアドバイスを受け入れ、4年ぶりとなる全国ツアーでは黒髪でメイクなしで舞台に立った。そして解散へと向かった。

 解散は妻の希望でもあったという。ToshlはYOSHIKIに脱退を願い出た。これにYOSHIKIは意外にもあっさりと受け入れた。しかし、ほかのメンバーはそうはいかなかった。ギターのHIDEは「ボーカルがいなくなったらXはどうなるんだよ。俺たちの人生どうなるだ。XはTOSHI君だけだけの人生ではなくて、皆の人生なんだよ」などと激しく反論したという。

 Toshlはこの時にこう思っていたようだ。「自分なんかだめだっていう否定もあったんで、そこ(X JAPAN)のボーカルに値しない。X JAPANの未来は考えらえないというか。自分のことしか考えられなかったです」。

 それから迎えた解散、そしてHIDEの死。「もし、そこで(X JAPAN)辞めていなかったら…皆違う人生がそこにはありますので、そうはなってなかっただろうな、という気持ちはやはりあります」と、Toshlは番組で自責の念を明かした。