<写真>新曲『蛍』を発表した一青窈

『ハナミズキ』以来の名曲と評価を得ている『蛍』を発表した一青窈

 歌手の一青窈(37)が、レコード会社移籍後としては初となるシングル『蛍』を3月26日に発売する。雑誌『BARFOUT!』編集長の山崎二郎氏が、大ヒットを記録した『ハナミズキ』以来の名曲であると太鼓判を押す、注目の作品と言えそうだ。

 関係者の間では「詞曲共に人間の本質的な優しさに満ち溢れている作品」と絶賛の声が上がっている。なかには「メロディーは彼女の作品の中でもひと際優しく、卒業するものやこれから新しい環境を迎えるものたちにとって特に感じるところの多い楽曲」とも称賛。同曲を聞いた前出の山崎氏は次の通りに評価している。

 山崎氏「苦難に合った人を主人公が励ますという主題は珍しくはないが、距離感が難しく、大抵は甘く、緩くなり、安易に『頑張って』となる歌が跋扈している中、彼女は違う。ちゃんと距離を保ちながら、寄り添うように語りかける。しっかりと時間をかけて対象とコミュニケーションを取って、希望へと帰結する。メロディが演奏が、その流れをサポートする。そしてラスト、〈恋をしよう〉とまで、踏み込めるのだ。素晴らしい。『ハナミズキ』のような代表曲ができてしまうと、それを超える名曲を生み出すのは難しいと思いますが、今回、超えましたね」。

ジャケットはアジア女性アーティストとコラボ

 CDジャケットは、一青窈本人がシンパシーを抱いた香港出身NY在住の女性画家の謝敏行さんが、楽曲「蛍」をイメージして書き下ろした作品だ。

<写真>一青窈『蛍』ジャケット写真

アジア女性アーティストらと手掛けた一青窈『蛍』のジャケット写真

 謝敏行さんは、アジア女性ならではの感性で、ドリーミィな空想空間の中に人間や動物を描く作風が特徴。繊細かつ生命力をある絵を描く画家として注目され、現在はNYを拠点に活動している。

 一青窈が海外を旅する中で彼女の作品に出会い、今作本人のアイデアで飛び込みオファーしたところ謝敏行さんも快諾、待望の作品でのコラボレーションが決定したようだ。

 そして、CDジャケットの装丁デザインを手掛けたのも、同じくアジア人女性デザイナーの羅文岑さん。彼女は台湾在住で書籍などの装丁やCDジャケットデザインを中心に活躍し、文化的かつ台湾テイスト溢れるセンスで各方面で活躍するデザイナーだ。まさにワールドワイドに活躍するアジア人女性のスキルとセンスで完成した作品だ。

一青窈初の日本語+中国語の2バージョン

 日本と台湾にルーツをもつ一青窈ならではの想いを込め、新曲『蛍』は自身初となる、<日本語><中国語(北京語+台湾語)>の2バージョンを収録。

 カップリングは、2013年第87回キネマ旬報日本映画ベスト・テンで1位に選出された映画『ペコロスの母に会いに行く』主題歌の『霞道(かすみじ)』を収録。さらに、2014年1月5日放送のNHKスペシャル「みんなの夢まもるため~やなせたかし“アンパンマン人生”」にてまったく新しいアレンジで歌い上げ、大反響を呼んだ『アンパンマンのマーチ』を収録。この曲に込められたメッセージは子供のみならず、いま多くの大人達の心を揺さぶり共感を呼んでいる。

 移籍後第一弾シングルは盛りだくさんの内容。3月12日にはiTunes 、レコチョク他、各配信サイトで先行配信が決定、3月26日にシングルCDがリリースとなる。