“現代のベートーベン”とも称される作曲家の佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が作曲したとされる『交響曲第1番HIROSHIMA』などの楽曲は、別の音楽家、いわゆるゴーストライターが作曲したものだったことが5日、わかった。ゴーストライターの男性が打ち明けたことで発覚した。

 出版・販売を行う日本コロムビアは同日、公式ホームページに見解を掲載。佐村河内守氏の代理人弁護士から「佐村河内守氏は10数年前より自身の作曲活動について、記譜行為などの一部の作曲行為を特定の第三者の手により行ってきた」と連絡があったことを明かすとともに「この内容に驚愕しており、大きな憤りを感じております」と怒りを表した。

 さらに、佐村河内氏本人からは自身が作曲した作品であるとの説明を受け、なおかつ、自身が作曲者である旨を著作権管理団体に対して登録していることを確認の上で販売を行ってきたと、これまでの経緯を説明したうえで、結果的に、発売した商品は、作曲者について不適切な表示となってしまったと謝罪した。

 告白したゴーストライターは、桐朋学園大学で非常勤講師を務める新垣隆氏(43)であると週刊文春が報じている。新垣氏は同誌の取材でこれを認めており、2月6日にもこの件について記者会見を行い、謝罪するようである。