<写真>熱唱する藤井フミヤ(1)

5年ぶりの日本武道館でのカウントダウンライブで熱唱する藤井フミヤ(photo:鎌田ひでこ)

 デビュー日にあたる9月21日より開催された全国ツアー『藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1青春』が12月22日福岡公演を持って無事終了(全国31カ所・35公演)。このツアーのスペシャル公演として、大みそかから元旦にかけて東京・日本武道館で『藤井フミヤ カウントダウンライブ』が開催された。

 1999年12月31日武道館史上初めてカウントダウンライブを行った藤井フミヤ。1999年~2008年まで毎年大みそかに武道館でのカウントダウンライブを行っていたが、2008年、10年を節目に多くのファンに惜しまれつつも一旦完結。

 今回開催されたカウントダウンライブは、30周年を記念し、一夜限りの公演として5年振りに復活たしもの。全国ツアー同様、同じくデビュー30周年を迎えた弟・藤井尚之も参加。アニバーサリーイヤーの前半戦を締めくくるべくこの日のライブは、思い出の楽曲がオンパレードの一夜となった。

 会場360度1万3000人で埋め尽くされた客席。ムーディーなライトに照らされたステージに、バンドメンバー有賀啓雄(Bass)、屋敷豪太(Drums)、友森昭一&石成正人(Guitar)、松本圭司(Key)、そして弟の藤井尚之(SAX)が現れる。

思い出の名曲オンパレードに1万3000人が大熱狂

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5年ぶりの日本武道館でのカウントダウンライブで熱唱する藤井フミヤ。アニバーサリーイヤーの前半戦を締めくくるべくこの日のライブは、思い出の楽曲がオンパレードの一夜となった(photo:鎌田ひでこ)

 センターに立った尚之のSAX音が響き渡る。インストナンバー「FAINAL LAP」でスペシャルナイトは幕を開けた。暗転したステージにまばゆい光が放たれるやいなや、ステージ中央に突如黒のラメストライプのスーツに身を包んだ藤井フミヤが出現。割れんばかりの拍手と大歓声が沸き起こる。

 「I Love you, SAYONARA」をはじめ、「Jim & Janeの伝説」、「Cherie」といった大ヒット曲をたたみかけるように熱唱。のっけから場内を大いに沸かせる。

 「ようこそ、武道館カウントダウンライブへ!年末の忙しい時に集まってくれてありがとうございます!2013年から2014年に変わるその一瞬に、一緒にみなさんと時を過ごせることを嬉しく思います。一生に残る思い出にしたいと思います。ひとつよろしく!今年デビュー30周年ということで懐かしい歌をいっぱい歌ってます。30年もステージの上で歌わせてもらってます。本当に感謝しております。ありがとう!(クルッと一回転し)360度ありがとう!(笑)」と30年間支えてくれたファンへ感謝の気持ちを伝えると、「それではカウントダウンまでまだまだあるんで盛り上がっていこうか!イエーイ!」とハイテンションに煽る。

 「WANDERER」、「Room」、「ONE NIGHT GIGOLO」といった軽快なナンバーをキレのあるダンスともに披露、場内をあたためる。

 「武道館だからな…久々だからな…訳わかんない…(笑)」と5年振りとなる武道館ライブの感触を辿り返しつつも「素直にI'm Sorry」、「Blue Moon Stone」、「ミセスマーメイド」、「NANA」といったラブソングをやさしく、そしてダイナミックに歌い上げる。

 「ずっと年末年始はのんびり過ごしてて。家でのんびり紅白とか観てたんですけど、帰ってきちゃいました(笑)武道館は特別な場所でもありまして、ここでカウントダウンがやれるのは実に感無量です」とコメントすると、自らアコーステックギターを手に取り、シンプルなアレンジで「Another Orion」、「時のK-City」、「TRUE LOVE」を披露。艶やかな歌声で観客を魅了する。

 続けて、黒のライダースジャケットを羽織り「Friends and Dream」、「NEXT GENERATION」を歌い上げる。優しいピアノのイントロが始まり一人ひとりに語りかけるように「夜明けのブレス」を届けると、場内は大合唱となった。

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5年ぶりの日本武道館でのカウントダウンライブで熱唱する藤井フミヤ。アンコールは、チェッカーズ解散コンサートのアンコール1曲目と同曲の「Long Road」を歌い上げた(photo:鎌田ひでこ)

 そして、2013年の終わりを告げる時刻となった。場内2カ所に設置された巨大電光掲示板には、2014年へのカウントダウンのタイムが刻まれていく。ジェット風船を手にしたフミヤが一言。

 「じゃあ膨らませようかな…倒れたりしないでね、膨らませている間に…。もうそういう年なんだから(笑)クラクラしたりする人は途中でやめる(笑)」慣れた手順でジェット風船を膨らまし始めるオーディエンス。

 「2013年本当にいい年でした!感謝しております!2013年思い残すことありません!みんなありがとう!2013年ありがとう!」2014年まであと10秒。カウントダウンが始まる。

 「……5・4・3・2・1 あけましておめでとう!!!!」フミヤの合図で場内に紅白のジェット風船が飛び交い、幻想的な世界を作り上げた。2014年の幕開けである。

 後半戦は、新年を迎えるにふさわいアップナンバー「Count up '00s」で明けた。「Standing on the Rainbow」では“A Happy New Year 2014! Fumiya”と直筆がプリントされた7色の銀テープが宙を舞い、場内をレインボーカラーに彩る。ステージを縦横無尽に走り回るフミヤ。続けてのロックンロールナンバー「TOY BOX」ではステージ後方に設置された2階席まで届くリフターに乗り、会場を見渡し大きな笑顔を見せる。

 Co2が吹きあがり「HEART IS GUN ~ピストルを手に入れた夜~」のイントロが流れ出すと、割れんばかりの大歓声が。本編ラスト曲「おまえが嫌いだ」では、1万3000人が軽快なロックンロールのリズムに合わせて一斉にジャンプ!会場が大きく揺れ、ファンの熱狂はこの日のピークに達し本編は終了した。

 そして迎えたアンコール。チェッカーズ解散コンサートのアンコール1曲目と同曲の「Long Road」。当時、チケットを入手できず会場の外で待っているファンために、会場の人が武道館の扉を全て開けて聴かせてくれたという思い出を語る。30年間のファンへの感謝の気持ちを込め、やさしく歌い上げた。

 「2014年今年もひとつとよろしく!武道館に乾杯!メンバーに乾杯!全てのスタッフに乾杯!みんなに乾杯!東京に乾杯!日本に乾杯!地球に乾杯!宇宙に乾杯!おめでとう!それではまた一緒にあそぼうぜ!それではラストソング!!!」と恒例の新年の乾杯をし、次がラスト曲であることを告げると、「えええぇぇぇっっっーー!!!」と割れんばかりの大ブーイングの嵐がフミヤの言葉を遮る。

 苦笑しながらも「初詣行きなよ、初詣…(笑)久々のカウントダウン集まってくれてありがとう。またやれるときがあったらやります!この日を忘れません!さあ行こう!」ギターのイントロが流れ出す。武道館と言えばこの曲、「紙飛行機」だ。

 “待ってましたと!”いわんばかりに、おのおのが用意していた紙飛行機を手にする。曲中「用意はいいか!?Are you ready? 願いをかけて、願いを込めて・・・飛ばせ―!!!!」というフミヤ合図で色とりどりの紙飛行機が一人一人の手から一斉に放たれる。場内の笑顔が満開となった。

 「Come on! しょうちゃん!」とギターの友森に合図を送ると、「一月一日」のロックンロールアレンジで場内大合唱!場内一つとなって新年をお祝いした。

 「ありがとう!また遊ぼう!」とステージを後するにフミヤ。客電が燈火され、明るくなった場内。まだ興奮覚めやらぬ客席からはアンコールの大合唱。この声に応え再びフミヤはステージに舞い戻ると、客電の中でこの日集まってくれたファンへの感謝気持と共に「七つの海の地球儀」を届けた。

 こうして3時間に及ぶステージは無事終了。アニバーサリーイヤー前半戦のラストを飾るスペシャルナイトは大団円のうちに幕が閉じた。

 華々しい2014年の幕開けを切った藤井フミヤ。今年は「TRUE LOVE」でのソロデビュー以降の20年に焦点を当てたアニバーサリーイヤー後半戦へと突入していく。藤井フミヤを取り巻く状況は30周年&20周年のダブルアニバーサリーイヤーを祝う熱気にまだまだ包まれている。

【セットリスト】
M01 FINAL LAP
M02 I Love you, SAYONARA
M03 Jim & Janeの伝説
M04 Cherie
M05 WANDERER
M06 Room
M07 ONE NIGHT GIGOLO
M08 素直にI'm Sorry
M09 Blue Moon Stone
M10 ミセスマーメイド
M11 NANA
M12 Another Orion
M13 時のK-City
M14 TRUE LOVE
M15 Friends and Dream
M16 NEXT GENERATION
M17 夜明けのブレス
M18 Count up '00s
M19 Standing on the Rainbow
M20 TOY BOX
M21 REVOLUTION 2007
M22 HEART IS GUN ~ピストルを手に入れた夜~
M23 おまえが嫌いだ
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EC 1 Long Road
EC 2 紙飛行機
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WEC 七つの海の地球儀
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