熱唱する奥田民生

福岡県北九州市の北九州芸術劇場大ホールで行なわれたスペシャルライブで熱唱する奥田民生

 奥田民生(48)が11月24日、福岡県北九州市の北九州芸術劇場大ホールで行なわれた、スペースシャワーTVとJ:COMが共催した完全招待制のプレミアムライブ『北九州市制50周年記念 SPACE SHOWER TV × J:COM present奥田民生 弾き語り SPECIAL LIVE』に出演した。

 これまでに神奈川、福岡、大阪、仙台、札幌で実施されてきたスペースシャワーTVとJ:COMによる完全招待制のプレミアムライブ。J:COMのサービスエリアである北九州市が、2013年2月に市制50年を迎えたことを記念して、今年は北九州での開催となった。全国から応募のあった400組800名がこの日限りのプレミアムライブを堪能した。

<ライブレポート>
 広いステージの中央に無造作に置かれたオフィス・チェア。両隣りには小さめのリズムボックスとドリンク類、それからギターが数本並べてセットされている。そこにフラリと姿を現した奥田民生。

 彼の“弾き語り”と言えば「ひとり股旅」での作務衣&タオルハチマキ姿が印象深いが、この日はジーンズに長袖シャツ、ハットというカジュアルなスタイル。

 客席の声に応えて軽く片手を上げると、まずは白いギターをチョイスし、11月27日発売の最新アルバム『O.T.Come Home』から2曲を披露する。

 「えー、こんばんわ、奥田民生です。弾き語りで…何とか一時間以上…、“何とか”しようと思っております(笑)」「(でも)何曲演れとは言われてないので、生まれた時の話を45分間くらいしようかと…フフフッ」そんな冗談とも本気ともつかない飄々とした口ぶりに、客席からはクスクスと笑いが漏れる。

 北九州芸術劇場といえば、主に舞台芸術関係の催し物が多く開催されることで知られるプロセニアム型の多機能ホール。それだけに、いつもとは勝手が違うのか、チューニングの間もジッと静かに見守る観客に「もしかして、お客さんもどうしていいか分からない感満載?」「チューニングで拍手を貰ったのは初めて!」と愛情あるツッコミを幾度か入れる場面もあり、終始和やかな空気の中でステージは進行。

 しかし、弾き語りライヴではお馴染みの『野ばら』や『ひとりカンタビレのテーマ』、『CUSTOM』といった曲に加えて、最新アルバムからさらに4曲。ユニコーン時代の『あやかりたい’65』『すばらしい日々』…振り幅広く次々と繰り出される魅惑のナンバーの連打に、客席の“優等生ムード”も次第に崩壊。

 なかでも、鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場した後の、お祭りムード的な盛り上がり。「一人でやってる真骨頂、この“いい加減さ”を徹底的に見せてあげます!」と前置きしてのカヴァー二連発には会場も大喜び。

 ブルージーなリフとセルフ・エコー(笑)がインパクト大だった本編バージョンを指して「先ほど大したことないバージョンをお贈りしたので、全く違うバージョンの『マシマロ』を」と再び熱唱した2回目の『マシマロ』では、その力強い歌声とギター・ストロークに手拍子が重なり、何とも言えない高揚感を抱えた中でステージは終了した。

 ライヴ終了後にはスペシャルなプレゼントが当たる抽選会も実施。ポックスの中から取り出された番号が読み上げられる度、歓声が上がり賑やかな雰囲気の中、すべてのイベントが終了した。

 なおこのイベントは、有料サービスへの加入・未加入を問わず、J:COMネットワークに接続済みの世帯であれば無料で視聴できる「J:COMテレビ」で生中継を行ない、来年1月11日にはスペースシャワーTVで特別番組として放送することが決定している。

<セットリスト>
M01. ちょっとにがい
M02. マイカントリーロード
M03. 野ばら
M04. ひとりカンタビレのテーマ
M05. ぼくら
M06. 一輪の車
M07. The STANDARD
M08. 息するように
M09. あやかりたい'65
M10. すばらしい日々
M11. マシマロ
M12. 風は西から
M13. CUSTOM
M14. さすらい
EN01. ひこうき雲(松任谷由実カバー)
EN02. 球根(THE YELLOW MONKEYカバー)
EN03. マシマロ