<写真>恵比寿リキッドルームでライブを行ったラルク(2012年4月)

恵比寿リキッドルームで行われたキューンミュージック20周年を記念したライブで熱唱するラルク

 3月3日の香港公演を皮切りに、現在、ワールドツアー「L’Arc~en~Ciel WORLD TOUR 2012」を敢行中のL’Arc~en~Ciel。世界10カ国14都市17公演で、45万人動員する本ツアーは、バンド史上、過去最大規模のワールドツアーである。そんなL’Arc~en~Cielが4月20日、恵比寿リキッドルームでライヴを行った。

 このライヴは、彼らが所属するレーベル、キューンミュージック20周年を記念したイベント「キューン20イヤーズ&デイズ」の一貫として企画されたもの。2月に発売された彼らの最新アルバム『BUTTERFLY』購入者の中から、抽選で777名を無料招待した、まさに超プレミアムライヴ。さらに、同購入特典として、封入されたIDによりアクセス権を得た10万人に、この日の模様がUSTREAMで同時生中継された。

 19時を過ぎた頃。大歓声に迎えられ、L’Arc~en~Cielのメンバー、tetsuya、yukihiro、kenさんがステージに姿を表すと、ステージ前の人口密度がぐっとあがった。興奮の中、ぐらりと波打つ観客。大歓声の中、3人がスタンバイする。1曲目のイントロが始まると、hydeが走るように、ステージに飛び出してきた。

 オープニングを飾ったのは、2011年12月に発売された彼らの最新シングル「CHASE」。ニューアルバム『BUTTERFLY』でも1曲目を飾る、ダンサブルなアップチューン。hydeが「カモン!リキッドルーム!」と叫び「GOOD LUCK MY WAY」へ。空を上昇するようなアップナンバーに、観客のテンションも急上昇した。

 この日のライヴは、前述した彼らの最新アルバム『BUTTERFLY』の楽曲が中心ながら、大ヒットシングル「Driver’s High」や「READY STEADY GO」、さらにはライヴで根強い人気のある「Caress of Venus」、「いばらの涙」、「REVELATION」、「Shout at the Devil」など、彼らの歴史と最新形を同時に感じられる構成だった。

 2時間弱のライヴは、彼らにとっても久々のライヴハウス公演ということもあり、ステージ上のメンバーも、観客との近い距離を楽しんでいた。hydeは、ステージから降り、最前列とステージの隙間を歌いながら悠々と闊歩。最後の曲「READY STEADY GO」のエンディングでは、背中から客席にダイヴするサプライズ。そして、こんな言葉を残して、ステージを後にした。「またすぐ、帰って来るから! また逢おうね!」

 来たる5月には、前述したワールドツアーの凱旋公演となる、待望の日本でのライヴが控えている。横浜 日産スタジアム(5月12日・13日)、大阪 ユニバーサル スタジオ ジャパン 野外特設ステージ(5月19日・20日)、そして国内最終公演となる東京 国立競技場(5月26日・27日)が決定している。ロックバンドが、国立競技場でライヴをするのは、初の快挙だ。

 さらに6月には、以下の2作品を発売。ひとつは、初のライヴベストDVD『LIVE TWENITY』。これまでのライヴアクトの中から20曲を厳選したL’Arc~en~Ciel初の映像版ベストセレクションで、ボーナストラックとして未発表映像も収録予定である。

 そしてもうひとつが、彼らにとって初のトリビュートアルバムとなる『L’Arc~en~Ciel TRIBUTE』である。Boyz II Men、Clementine、Daniel Powter、Maxi Priest、TLC、Vince Neil、ZEBRAHEAD……など、世界各国から豪華なアーティストが参加している。両作品とも、発売日は6月13日。