<写真>世界15カ国同時配信が決定したHemenway(2011年11月2日)

無名にして世界15カ国同時配信が決定したHemenway

 この秋、新たなロックバンドが彗星のごとく現れた。その名もHemenway(ヘメンウェイ)。ボーカルIsaac(アイザック)、ギターCharm(チャーム)、ベースOgaching(オガチン)、ドラムToshi(トシ)からなる4人編成ロックバンドで、うちIsaacとCharm2人が韓国系アメリカ人という多国籍なメンバーだ。

 年齢も異なる彼らは、米・ボストンのバークリー音楽大学で出会い、卒業後、IsaacとCharmが自分たちが大好きな日本の音楽シーンでの活動を熱望し、デモ音源を日本のレコード会社へ送ったのがデビューのきっかけ。

 レコード会社から連絡を受け、来日した彼らはバンドとしての活動を希望し、当時同級生だったOgachingとToshiに声をかけHemenway結成に至る。Hemenwayというバンド名は彼らが通っていた大学近くの道の名前に由来している。

 そんなまだ結成1年足らずの彼らのデビュー曲「Listen」が、なんと世界15カ国で同時配信デビューすることが決定。これはメジャーデビューをするバンドでは日本初の快挙となる。

 日本では11月2日にシングル「Listen」でメジャーデビューをする彼ら。インディーズ時代もなく、無名な彼らがどうして世界規模での展開が決定したのか?その秘密はデビュー曲「Listen」の歌詞にあった。

 実は、「Listen」は元々全て英語詞だった。それを日本でのデビュー曲としてリリースするため、日本語詞に変えた経緯が世界配信へのきっかけとなった。同曲で英語詞と日本語詞が存在するという珍しい楽曲のスタイルに、日・英・韓の言葉を自由に操ることができるHemenwayのアプローチとして、担当者が「世界配信」を各国配信担当者へ依頼。

 各国の配信担当者も、彼らの背景や楽曲の背景の面白さに配信を快諾。結果、計15カ国での音源配信が決定した。海外では日本語ver.に加え、英語ver.の「Listen」が海外先行配信され、ミュージックビデオも英語ver.のものが存在するとのことだ。

 もともとクラシックやジャズなどロック以外にも長けているメンバーによって結成されたHemenwayだけに、今後もどんどんジャンルや国境を越えた新感性の音楽を作り出してくれるに違いない。