IMMIGRANT’S BOSSA BAND
どちらかと言えば海外ウケ?IMMIGRANT’S BOSSA BAND。活躍に期待高まる
 最近注目されているバンドに「IMMIGRANT’S BOSSA BAND(イミグランツ・ボッサ・バンド)」がある。2005年頃から本格的に活動を開始した彼らは“和製ブラジリアン・ジャズ・バンド”として密かに人気を集めてきた。
 実力が試される夏フェスや須永辰緒氏がプロデュースする“夜ジャズ”等への出演を重ねてきた彼ら。どちらかと言えば関係者からの評価が高く、2006年11月にはJ-WAVEのインターネットラジオ「Brandnew J」でヘビーローテーションに選ばれ、リアルタイムランキングで1位を獲得するなど、着実に実績を積み上げてきた。
 また、海外ウケも良く、2009年7月には英国の総合誌「Monocle」の電子版で紹介され、スタジオライブが全世界に配信された。昨年4月には、カナダ帰りの女性ボーカルShocoさんとバークリー音楽大学卒業のギタリスト大橋いさおさんを新メンバーに加わえ、新星IMMIGRANT'S BOSSA BANDとして新たな船出を切った。
 その後の彼らの活動を見ると、国内に主軸を置きながらも香港などの海外展開も行い、更にストリートからビッグイベントなど様々なシチュエーションでライブ活動を繰り広げてきた。独特の世界観を持ち、さらにライブ経験から得る“深み”は、玄人ウケする一つの理由とも言えよう。そんな彼らが自分らの物差しを図るように先月6日に最新アルバム「NOVA(ノヴァ)」をリリースした。
 レイ・バレット「Pastime Paradise」のローズイントロをそのまま弾き直したマドンナのカバー「LA ISLA BONITA」は、後半からのモノトゥーノが熱いラテンファンクで、前評判が高かった。もちろん彼らのお得意であるサンバセクションと日本語詩のサビが印象的な「SAMBA DE BEIJO(KISS OF LIFE)」などは森林の香りさえ漂いそうな、そんな空気感が耳元に広がる。
 ビジュアルよりも音重視の実力主義がこのアルバムで具現化されており、今後の活躍が期待される作品となっている。