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口蹄疫被災地・川南に鎮魂の歌を捧げた長渕剛
 歌手の長渕剛さん(54)が10月30日、宮崎県川南町にて“口蹄疫復興”の主旨をもって行われた、FM宮崎「WEEKEND JAM 特別編 トークライブ in 川南」の公開収録に出演した。
 この収録は、長渕さんと、宮崎県出身の元プロボクシング世界チャンピオンの戸高秀樹さんもゲストとして招き、約1時間にわたり口蹄疫の実態と今後について語り合ったもの。同町のトロントロンドーム敷地内に建立された“畜魂慰霊碑”が立つ広場には、関係者併せて約3000人の人々が、人口約17000人の川南町に集まることとなった。(観覧応募総数は、当選枠2500人に対して、13000人を超えた当初の天気予報では、台風14号の直撃が懸念された宮崎地方だったが、この日は台風一過の青空が広がった。
 前日に宮崎入りして、実際に口蹄疫の被害にあった家族を訪れるなどしていた長渕さん。収録終盤に“最後にメッセージを”と求められると、「今日みんなに会ったことで力を貰ったし、これからも頑張ろう...ってひと言しかないんだけど、希望を僕らで日本に飛ばそう。もうくよくよしても、しょうがないよ。やるしかない。俺今日歌いたいし、これだけ集まってくれたらやらないわけにいかないだろう。みんなで盛り上がろう」と言い、突然、弾き語りでのライブを始めた。
 会場の3000人は一瞬のどよめきの後、瞬時にして熱狂、無数の拳と剛コールがあがることとなった。「とんぼ」、「乾杯」、「STAY DREAM」などの数々のヒット曲を歌い上げた長渕さんは、最後の曲「TRYAGAIN」の曲中で「俺には歌しかできること無いけど、今日この地を訪れて歌を歌って、みんなから勇気をもらった。みんなで手と手を繋ぎ合って、絆を結んで、日本にこの川南町から復興と開拓魂を見せつけてやろうよ。一緒に頑張ろう!」と語り、全8曲45分に及ぶサプライズライブが幕を閉じた。それはさながら、宮崎の大地に眠る28万頭の家畜へ捧げる鎮魂の歌のようで、台風一過の澄み切った秋空に、3000人の歌声と共にこだました。
 長渕さんは、「エクスペンダブルズ」日本版主題歌のシングル「絆‐KIZUNA‐」を発売中、11月10日にはニューアルバム「TRY AGAIN」を発売する予定。