コンビニ大手のローソンは28日、HMVジャパンを買収し、完全子会社化することを発表した。大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツから全株式を18億円で取得し、12月1日付で完全子会社化する。
 HMVは、店舗販売を主力に展開してきたが、業界全体のCD販売不振を受けて、旗艦店である渋谷店を閉鎖するなど、店舗販売からネット販売にシフトを図っている。2010年4月度決算は、営業損益7億6323万円、経常損益10億570万円、当期損益46億1903万円の赤字であり、今年6月にはTSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が買収に名乗りを上げるも、最終合意に至らなかった。
 今回の買収についてローソンは「(HMVジャパンは)当社が比較的手薄であった音楽・映像ソフトを販売し、リアル店舗、ネット通販の両面で国内有数のシェアを有している」と評価。グループ全体の競争力が上がると判断し、買収に踏み切った。