【ハンブルク(ドイツ)16日PRN=共同JBN】ビートルズが初めて演奏したのは1960年8月17日、ドイツ・ハンブルクのライブハウス「インドラ(Indra)」だった。それから2年半、このバンドはドイツで281回の演奏をこなし、将来の礎を築くことになる。50年後の今、オールスターバンド「バンビ・キーノ(Bambi Kino)」が「メープルウッド」「ナーダ・サーフ」「モビィー」のメンバーを集めて結成、当時ビートルズが演奏した曲をそのセットリストのままに演奏し、ポップ・ミュージックの歴史を今によみがえらせることになった。
 世界のビートルズ・ファンがこの記念コンサートに参加し、ビートルズがハンブルクの新しく、フレッシュな音楽シーンに影響を与えていることを体験することになる。今でも、世界的に有名な、ネオンのまたたく街レーパーバーンには無数の先端的なライブハウスが軒を連ねている。この通りは20年もの間、歓楽街で、サブカルチャーの中心だった。ライブミュージック、演劇公演、大ミュージカルが催され、先端的なレストランも店を構えている。
 「インドラ」の次にビートルズが演奏した「カイザーケラー(The Kaiserkeller)」は今は地下のライブハウスになっており、その住所グローセ・フライハイト36番地(Grosse Freiheit 36)はレーパーバーン・フェスティバルのメーン会場の一つになっている。これは毎年9月に3夜続けて行われるドイツ最大のライブミュージックの祭典で、ドイツで最も創造的な街ザンクトパウリ(St. Pauli)に世界から約170組の若手グループを招待して行われる。このフェスティバルの切符があれば、ミュージシャンのシュテファニー・ヘンペル(Stefanie Hempel)が一週間主催するビートルズ・ツアーに参加できる。ビートルズの時代を歴史的に検証しながら、彼らの音楽も楽しむ企画だ。
 ビートルズ博物館「ビートルマニア(BEATLEMANIA)」は5フロアを使って、ビートルズそっくりさんバンド「ファブ・フォー(the Fab Four)」だけを紹介している。展示物にはビートルズが演奏したライブハウス・トップ10にかかわる記念品や、ビートルズが最初のシングル曲「ラブ・ミー・ドゥー(Love Me Do)」で英国ヒット・チャートの17位に昇った時に演奏していた伝説の「スター・クラブ(Star Club)」の記念品もある。
 ハンブルク市はビートルズがスターになった街を訪れて、素晴らしい遺産を発見して欲しいとしている。ビートルズ自身も飽きずに音楽の都ハンブルクで過ごした下積み時代の重要性を強調していた。ジョン・レノンは「僕が生まれたのはリバプールだが、育ったのはハンブルクだ」と言っていた。