et-100812-03.jpg つるの剛士プロデュースによる野外フェスティバル「つるロックフェス2010」が11日、神奈川県逗子市・リビエラ逗子マリーナで行われた。
 「つるロックフェス」はつるのが深夜ラジオのパーソナリティを務めていた時代に、都内のライブハウスで行われていたイベント。過去に5回開催されたが、会場を野外に移し約5年ぶりに復活することとなった。今回はつるの剛士のほか、THE BOOMや東京スカパラダイスオーケストラ、ザ・ハイロウズ、MONGOL800など、つるのと交流のあるアーティストを中心に計14組が出演。会場にはメインステージとプールステージの2つのステージが用意され、真夏のリゾート地で約5,000人の観客を前に熱い競演を繰り広げた。
 オープニングアクトのELECTRIC EEL SHOCKが怒濤のメタルナンバーで会場をあたためた後、いよいよつるの剛士が登場。ステージから観た景色に「最高!」を連呼し、「晴れたよ!」と天候に恵まれたことを喜んだ。ライブでは9月15日リリースのニューシングル「メダリスト」や、この秋に発売予定のオリジナルアルバムからの新曲などを披露。最後にはELECTRIC EEL SHOCKのAKI(Vo,G)がゲスト参加し、この秋にタワーレコード限定で発売予定のシングルからELECTRIC EELSHOCKとのコラボナンバー「Two weeks to death」を爆音で演奏した。なお、このシングルにはthe pillowsとのコラボ曲も収録予定。こちらの続報も気になるところだ。
 この後も、メインステージではサンボマスターやSOIL & “PIMP” SESSIONS、ギターウルフが、プールステージでは鶴やBEATISM.JP、KOHEI JAPANがそれぞれのスタイルでパフォーマンス。そんな中、つるのはプールステージの各ライブにゲスト出演し、各アーティストと競演していった。
 さらに、つるのは東京スカパラダイスオーケストラのライブにも登場。谷中敦の「今年の夏、1回しかやらない曲をやります」というMCに続いて、6月にシングルリリースされたコラボ曲「夏のわすれもの feat. 東京スカパラダイスオーケストラ」を、観客の前で初演奏した。
 フェス後半戦は曽我部恵一BAND、シケイダスのライブからスタート。謎のセミメタルバンド・シケイダスは独特な“セミ語”によるMCと、ラウドなメタルナンバーでプールステージに集まった観客を沸かせた。
 ザ・クロマニヨンズ、MONGOL800によるパワフルなパフォーマンスを経て、ついにこの日最後のアクトTHE BOOMが登場。着流しを身につけ三線を持った宮沢和史(Vo)が「逗子ーっ!」と観客を煽ると、バンドは「いいあんべえ」「島唄」などといった沖縄テイストの曲を次々と演奏していった。
 アンコールでは宮沢のかけ声により、つるのがステージに再登場。つるのは感極まったのかすでに号泣状態で、「最初に『つるロックフェス』を始めた頃はいつかこんな場所で、こんなアーティストたちと、こんなお客さんを迎えてやりたいなと思ってたけど、本当にできました!」と改めて出演者や観客、フェスに携わったスタッフに向けて感謝の言葉を贈った。そして、バックヤードにまだ残っていたアーティストもステージに迎えて、最後のナンバー「風になりたい」を全員で合唱。ピースフルな歌と演奏は、夜風が吹き過ごしやすくなった逗子を華麗に彩り、「つるロックフェス2010」は大成功のうちに幕を閉じた。つるのは最後に「また来年も来てくれる?」と観客に呼びかけたが、ぜひこんな素敵なシチュエーションで、最高のアーティストたちが集まった「つるロックフェス」の継続に期待したいところだ。