矢沢永吉
FM802公開収録に臨んだ矢沢永吉さん
 ロック歌手の矢沢永吉さん(60)が11日、FM802(大阪市北区)で行われた公開収録に出演。リスナーを前に6月9日(ロックの日)発売のアルバム『TWIST』について「熱が上がっているうちに間髪いれずに作りたいと思った」など制作時の意識などを交えて、熱く語った。また、リスナーからの「音楽をやっていなければ何をやっていた?」という問いに「(高校生のときは)板金工場をやればいいかなと思ってて」と秘話を明かした。
 緊張気味のリスナーとDJ飯室大吾さんが迎える中、“KING OF ROCK”矢沢永吉さんが登場した。静かなるオーラと見ている側の極度の緊張のせいか、意外にも静かに収録は始まった。
 昨年のアルバム『ROCK’N’ROLL』が4年のスパンを開けてのリリースだったのに対し、今作『TWIST』はわずか10カ月という短いスパン。「一体どのへんでリスナーは聴きたいのか?」と自分との温度差を探るなか、たどり着いた答えが昨年の作品となり、直球勝負のロックアルバムとなった。
 矢沢さんは「はっきりとセールスの結果に繋がった嬉しさと、やっぱりそうだよねという実感があったね」。「もうね、去年紅白にでて、歌詞まちがったけど、まあ、そのあともうすぐにずっとスタジオこもりっぱなしだったよ」、「その熱が上がっているうちに、間髪いれずに作りたいと思った結果かな」と振り返った。
 また、昨年還暦を迎えたことで意識の変化が生じたといい「このまま静かになるよりも、歌つくれる、武道館や大阪城ホールでライブやれる、よっしャ、手に職がある。もっとがんがんやっていこうと思ったよ」と話した。
 ここ数年で、夏フェスにも出演したりしていて渋谷陽一氏に説得されたことを思い出し、「本物って言葉に弱いんだよね」と明かした。また、小林武史氏からap bankの出演交渉をされた時も、初対面で偶然出会ったプールでお互い海パンだったことも披露。思わず会場からは笑いが起こった。
 収録後半、リスナーの「音楽をやっていなかったら何をしていたか?」という質問に答える中では、なんと「高校のはじめのころは、板金工場をやればいいかなと思ってて。車が上り調子だったからね。まあ、そのあとビートルズに出会ってもうぶっとんじゃったけどね」と意外なエピソードも披露。さらにロックスターになるってことだけで高校卒業後、横浜にいき、ロックといえばアメリカ、アメリカといえば米軍基地かと横須賀までいったことを明かした。
 最後にリスナーに向けて「けっこう弾けたアルバムができました。どこかの会場で会えたらいいなと思います。サンキュー」とメッセージを残し、颯爽と会場を後にした。圧倒的なオーラに、立ち去った後も息を飲むような空間が残った。
 この模様は、6月25日「RADIO∞INFINITY」(毎週金曜日・午後9時から)で、一部オンエアされる。