et-100411-1900-AAA.jpg 音楽プロデューサー小室哲哉さん(51)が作曲家活動に復帰した。復帰第一弾に選んだのは男女7人組グループAAA(トリプル・エー)の新曲「逢いたい理由/Dream After Dream~夢から醒めた夢~」(5月5日発売)で、温かさと強さを表現した。著作権を巡る一連の事件から1年。小室さんは「始めの一歩なので、作曲からスタートさせていただきました」と原点回帰で活動を再開させる。
 これまでに、多くのアーティストに楽曲提供を行ってきた小室さんが作曲家として音楽活動を再開させた。作曲での楽曲提供は、08年4月にリリースされた妻・KEIKOさん(globe)のソロアルバム「O-CRAZY LUV」以来、約2年ぶり。小室さんは「活動を再開出来た事は率直に嬉しく、周囲の皆様、ファンの皆様に心から感謝しております。作曲家として世の中に楽曲を送り出す事が出来るのがとても嬉しく、ただそれに尽きます。その楽曲を気に入っていただけたら、それ以上の喜びはありません」と再開の喜びを噛み締めているようだ。
 今回、作曲を依頼したAAAは、08年1月に発売したシングル「MIRAGE」で自身初となるオリコンウィークリーチャート1位を獲得し、今年2月発売のアルバム「HEARTFUL」では自身最高の3位を獲得するなど、アーティストとして着実にステップアップしている。小室さんは「これからのエイベックスを担うアーティスト、そして今までにない新しいタイプのパフォーマー集団である彼らに強い魅力を感じ、楽曲を提供させて頂いた」と今後の活躍を期待し、制作を引き受けた。
 楽曲のコンセプトについては小室さんは「楽曲が4分間のドラマだとしたら、例えばアメリカのドラマシリーズのように『一人ひとり見せ場を持つ』『七人それぞれが活躍できる』『どの子も気になる』といったようなパートをつくりました。『逢いたい理由』からは温かさを、『Dream After Dream ~夢から醒めた夢~』からは強さを、感じていただければ幸いです」と、AAAが持つ世界観の引き出しに力を入れたようだ。
 小室さんは昨年5月に、著作権譲渡をめぐる詐欺罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決が確定した。その後は、所属事務所エイベックスが主催するライブイベント出演と並行して、作曲活動を進め、これまでに約60曲のデモ楽曲を完成させた。
 今回のAAAの楽曲提供を機に作曲活動を本格化させる予定で、小室さんは「皆様のおかげで、作曲家としてスタート出来た事が一番大きいと感じています。日本各地でのコンサート等でファンとの触れ合いを大切にしながら、楽曲制作に励んでいきたいと思います」と意欲十分だ。