愛内里菜 毛利小五郎役が神谷明から小山力也に替わるなど声優問題で注目を浴びているアニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系、土曜よる6時放送)だが、オープニングテーマでも目を見張るものがある。デビュー10周年を迎えた歌手・愛内里菜が、2000年、02年、04年に続く4度目の主題歌に起用されている。一アーティストで同一番組の主題歌に4度起用されるのは異例だ。
 愛内と言えばクラブ仕立ての独特な声質と関西弁が脳裏に浮かぶ。GIZA一押しのアーティストとして2000年に19歳でデビュー。類稀な歌唱力とキュートなキャラクターが注目を浴び、テレビでも多く取り上げられ、人気を集めた。2003年には第54回NHK紅白歌合戦に初出場している。これまでにリリースしたシングルは実に31枚。そのシングルは、デビューから10年連続でオリコンチャート・トップ10に入り続けている。
 そんな愛内はコナンと共に育ってきたと言っても過言ではない。歌手活動10年の中で、これまでにコナンのアニメ主題歌に起用されたのは、00年「恋はスリル、ショック、サスペンス」、02年「I can’t stop my love for you」、04年「START」の3度。三枝夕夏とのユニットを含めれば4度も経験している。しかも04年に公開された映画「名探偵コナン 銀翼の奇術師」でも担当し、切っても切れない関係となっている。
 そして今月21日に発売された通算31枚目のシングル「MAGIC」で、4度目のオープニングテーマに起用された。同曲の歌詞はもちろん愛内自身が手掛けた。笑顔・言葉・愛・音楽が持つ未来や世界を変えることができる見えない力を大切する強い思いが込められている。近年の彼女がテーマに掲げている“出逢い”や“感謝”も込めれている様子は、コナンと共に走り続けたこの10年間の振り返って感謝しているようにも見える。
 相思相愛とも言うべきか。デビュー10周年を祝う様に決まった4度目の主題歌。恩返しをしようと渾身の作品に仕上げた姿勢は、この先の10年、それ以降と、コナンと共に歩んでいこうとする気持ちが滲み出ている。