樋口了一 昨年10月に発売された、樋口了一のシングル「手紙~親愛なる子供たちへ~」が話題を集めている。発売後8カ月が経過した6月12日付有線週間リクエストチャートで突如10位にランクインを果たしたのだ。

 同曲はこれまでにも度々メディアで取り上げられ、放送後にはチャートの順位が急上昇する動きを見せていた。過去の例には4月12日NHK総合「おはよう日本」で紹介された直後の同日付オリコンデイリーチャートで4位に急浮上したこともあった。

 しかし今回の急上昇は少々意味合いが違うようだ。有線においてリクエストに投じるユーザーは、他のリスナーに対して「聞いてもらい」或いは「自分自身が聞きたい」という気持ちからリクエストに投じる傾向が強い。今回の集計期間は5月30日から6月5日の1週間で、集計期間前の5月26日にはNHK歌謡コンサートや、お元気ですか日本列島で紹介されていた。この放送などを通じて波及した可能性は高い。

 所属レーベルも「曲を聞いた人が誰かに聞かせたくなるという現象があるが、それはまさに“共感の輪”が広がっている状態。現在有線でのリクエストが増えているのも『誰かに聞かせたい』『自分と同じような人がいるかもしれない』という、この曲を聞いて欲しいという“誰かの想い”が込められているからではないのだろうか」としている。

 この反響を受けてか、昨日11日にはフジテレビ系「どーも★キニナル」(午前9時55分から)で特集として取り上げられ、8分22秒が生熱唱に充てられた。“介護の現実”を綴った感動の歌に対する反響は今後ますます広がりそうだ。

 そんな樋口は8月24日に、東京・青山円形劇場で自身初となるホールワンマンコンサートを行う。話題の「手紙」をはじめ、伝説的ローカル番組「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」も披露される予定で、「涙」と「笑顔」が溢れるコンサートになりそうだ。