ここ数年シーンを震撼させてきた風雲児SEEDA(シーダ)が、自身の名を冠した新アルバム「SEEDA」を20日にリリース。注目の発売日から一夜明けた21日、インターネット上ではその新しいスタイルが話題となっている。
 常にスタイルとラップ技術の驚異の進化を見せ同業者からの支持が熱いことでも知られる、いま一番波に乗ってるラッパーSEEDA。最新作はEXILEの「Touch The Sky」を作曲したBACH LOGICと共にプロデュース。否が応でもノレるアッパーチューンが中心で、洗練された最旬スタイルのラップがギッシリつまった最高にオシャレでポップなアルバムだ。
 期間限定で無料配信し大好評だった「DEAR JAPAN」、ヒップホップ史に残るマイクリレーと賞賛された「God Bless You Kid featuring MONDOH、ham-R、SEEDA、SHIZOO、OKI、NORIKIYO、BES」が収録されているのも、ダウンロードし損ねた人への嬉しい心遣いといったところだ。
 過去のアルバム「街風」から次のアルバム「HEAVEN」のリリースまでの期間が約3カ月半だったことでも象徴されるように制作ペースが速いことでも知られるSEEDAだが、今作SEEDAにしては長い約1年4カ月をかけ、発売延期をしてまで納得を追求したというアルバム。しかも自身の名を冠したセルフタイトルアルバムとなれば、期待するなというのが無理だろう。そして今作はその期待をはるかに超える2009年の洗練と自由自在なラップテクニックがつまった宝箱だ。
 自身の動画や無料の楽曲配信など常に話題の発信源となっている人気ブログ「シーダ コンクリートグリーン」で一般公募され、千通近い応募の中から選ばれたDOVUASKIのトラックもボーナストラックとして収録されていて、SEEDAのセンスの良さに脱帽する。
 また、若手No.1男性シンガーと大注目のJAY’EDをフィーチャリングした「夢からさめたら」は発売前からも勘の良いリスナーの中で話題になっていた80’sテイストの1曲。
 SEEDAは自身のブログでこの最新作が完成した時に「SEEDA バージョンアップ 完了ッス テレビに例えれば、ブラウンカンからデジタル」と投稿したが、本作の衝撃は「HIPHOP バージョンアップ 完了ッス」と言えるだろう。