ストレイテナー ストレイテナーが8日、全国ツアー「Nexus Tour」ファイナルを日本武道館で迎えた。彼らにとって初の日本武道館ワンマンライブは7000人のファンと固い絆で結ばれた一夜だった。
 オーディエンスが密集するスタンディング形式のアリーナフロアと、その頭上に広がる1階席と2階席。その壮観の景色から沸きあがる異常な程の熱気。ギタリストに大山純を迎えた新編成による初のアルバム『Nexus』を引っさげた全国ツアーのファイナルを飾る舞台は、ストレイテナー史上に残る一大スペクタクル・ライブとなった。
 手を伸ばせーー。大きく響き渡るオープニングナンバー「クラッシュ」の歌詞に、すぐさま呼応する大観衆。「Ark」「Melodic Storm」と続いたオープニング・ブロックは、激しい演奏が美しいメロディーを支える、ストレイテナーらしいロックサウンドの連発に大きな一体感が生まれた。
 そんな彼らの真骨頂と言っていい迫力のパフォーマンスから、ライブは起伏豊かな展開を見せる。「AFTER THE CALM」は、大山の奏でる鍵盤がシャープなサウンドに情感を加え、「FREE」は一転、ハードコアなビートが炸裂。かと思えば「Lightning」などではホリエが鍵盤を奏で、メロディーをしっとりと歌い上げる。
 結成当初はホリエとドラマー・ナカヤマシンペイの2人編成。そこへベーシスト、日向秀和が加わって3人編成になり、さらに大山が加わって4人編成になり……。バンドのスタイルがバージョンアップしていくとともに、生み出す楽曲の幅がどんどん広がっていった。この日のライブは、結成からの11年間で彼らが作り上げてきた多彩な音楽観が凝縮されているかのようだった。
 「ライブの空間っていうのはたぶん、ほとんどの人にとっては、“非日常”で……。日々の悲しみとか、苦しみとか、色々なことを忘れて純粋に音楽で笑顔になれるっていう、そういう時間が今なんじゃないかと思います」
 ポジティブな雰囲気が満ちあふれているホリエの言葉に続いた「POSTMODERN」「KILLER TUNE」もまた、ストレイテナーが開拓した新感覚のロックナンバーだ。目にも鮮やかな、色とりどりのレーザー光線とともに響くダンスミュージック的なグルーヴが、スタンディングエリアの人波をさらに激しく波打たせる。本編の最後を飾った「ネクサス」では、1人1人の観客とバンドが固い“絆”で結ばれたような感覚が武道館全体を包み込み、クライマックスを迎えた。ダブルアンコールで演奏された「MARCH」の美しいピアノの旋律が最後の一音を鳴らすと同時に、観客からは惜しみない拍手が送られ、最高の一夜は本当に幕を閉じることとなった。
 日常生活では決して味わえない巨大なエネルギーを様々な形で伝えてくれる、ストレイテナーだからこそできる素晴らしいライブだった。このライブはDVDとして8月5日に発売が決定。さらに同時にニューシングルも発売される。夏フェスへの出演も続々と発表される中、この2作品はファンのみならずロックファン注目のアイテムとなりそうだ。
【リリース情報】
「Nexus Tour Final 5.8 日本武道館」ライブDVDと最新シングル8月5日同時発売。商品詳細は未定。
5th Album 「Nexus」(発売中)
品番:TOCT-26757
価格:2500円(taxin.)