氷室京介 ジェラルド・ウェイ 昨年ソロ20周年を迎えた氷室京介が4月に、待望の新曲「Safe And Sound」を発表する。今作は世界屈指の若手実力派ロックヴォーカリストのヴォーカル、ジェラルド・ウェイ(マイ・ケミカル・ロマンス)とのコラボレーションによる作品で、4月29日に、iTunes(アイ・チューンズ)での配信が決定した。また同楽曲は同月16日発売のブルーレイ・ディスク完全版『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』(スクウェア・エニックス)のエンディングテーマ曲としても収録される。
 ▽L.A.という音楽環境がもたらした、ふたりの出会いは
 氷室自身、1997年より本格的に活動の拠点をL.A.に置き、その音楽活動の環境から、フェイバリット・アーティストにマルーン5などの若手のアーティストも挙げることがあったが、 マイ・ケミカル・ロマンスもブレイク以前から注目していたバンドのひとつだったという。楽曲もさることながら、特にジェラルドが構築する詞の世界観に共感していたとの事。
 一方、ジェラルドは、ミュージシャンとして活動を始める以前に、アニメーションの仕事に携わっていた経験や、現在もコミック・ブック・アーティスト(マンガの原作者)として活動する事から、日本の文化に強い興味を抱いていたとの事。全米、全英で絶大なる人気を博しながらも、2004年のメジャー・デビュー以来、精力的に5度の来日をしており、2007年のワールド・ツアーの日本公演はロックの殿堂・日本武道館を選択。
 昨年春、偶然にも、L.A.の氷室の住む地域に、ジェラルドが移住。その環境から、兼ねてから氷室がミュージシャンとしてジェラルドに興味を抱いていた事を知る知人より、その事がジェラルドに伝わり、ジェラルドが氷室宅を訪ねたとの事。意気投合し、共同作業を始める。昨年9月末、氷室自身のツアー終了直後から年末までの期間、氷室とジェラルドの間では何度ものやり取りが重ねられ、ついに今年初めにレコーディングを開始。
 ▽「Safe And Sound」の楽曲について
 この楽曲の作詞、作曲はジェラルドが手掛けているが、氷室に会った後、氷室の音楽観、ヴォーカルからイメージし、詞、曲とも書き下ろした作品。因みに、ジェラルド自身、自身のバンド以外に楽曲を書き下ろしたのはこれが初。彼はヴォーカルとしても、もちろん氷室とともに参加し、また氷室との共同プロデューサーとしても、その役割を担っている。アコースティックのデモからはじまり、4日間のレコーディングで最終的なアレンジを互いにつめ、完成に至る。氷室は、この歌詞をストレートに伝える為に、日本語詞をあえて制作せず、このままの英語詞で歌う事を選択。
 ▽レコーディング、参加ミュージシャンについて
 レコーディングはL.A.の老舗“サンセット・サウンド・レコーディング・スタジオ”で行われた。このスタジオは、ドアーズ、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズらレジェンドのロックバンドから、ジェット、ピンクら新鋭のアーティストたちがこぞってレコーディングを行っているスタジオ。サウンドプロデューサーにはミーカ、ピンク、ルーファス・ウェインライトらのプロデュース・ワークでも知られる、グレッグ・ウェルズ氏。また、バンドのメンバーにも錚々たる顔ぶれが布陣。ドラムには、氷室のアルバムにも過去参加している、ナイン・インチ・ネイルズのドラマーとしても名高いジョシュ・フリーズ氏、そしてそのジョシュのリズムには欠かせないベースのダン氏、ギターにはこちらも氷室の楽曲ではおなじみのティム・ピアース氏を迎えた。
 ▽更なるコラボレイト ファイナル・ファンタジーと共演決定
 そして、このレコーディングの最中に、2005年にリリースされ世界的大ヒット作となった、映像ソフト『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』の、ブルーレイ・ディスク完全版『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』(2009年4月16日発売)への楽曲提供の依頼を日本より受ける。2005年の『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のリリースに際して、監督の野村哲也氏はじめ、制作陣の熱い要望を受け、そのエンディングテーマとして氷室セカンド・アルバムより「CALLING」を提供。同作品は日本で100万枚、全世界で410万枚の大ヒットとなる。
 今回のブルーレイ・ディスク完全版のリリースに際して、再び、楽曲提供の更なるオファーを受け、氷室×ジェラルドの楽曲のスケール感と、ファイナル・ファンタジーの世界観、その音楽と映像が織り成すエンターテイメントの融合に共感し、今作「Safe And Sound」を快く提供。氷室×ジェラルドのファイナル・ファンタジーとの共演が決定した。
 ▽今後の予定
 ジェラルドは3月28日公開の映画『ウォッチメン』の主題歌「廃墟の街/マイ・ケミカル・ロマンス」収録、オリジナル・サウンドトラックを3月25日に発売。8月には今年10年目を迎えるSUMMER SONIC 09にヘッド・ライナーとして来日出演。
 氷室は、4月29日にDVD「KYOSUKE HIMURO COUNTDOWN LIVE CROSSOVER 05-06 1st STAGE/2nd STAGE」をリリース。現在、オリジナル・アルバムに向けて制作中。