HOCKLE HOCK
熱いパフォーマンスを見せるHOCKLE HOCK
 HOCKLE HOCK、宝仙花、RAMBLESの3バンドが6月28日、地元埼玉県秩父で合同ライブイベント「One StepBeyond」を開催した。日頃から盟友と慕う彼らはこの日のステージを「一歩前進に行く場」として位置付けた。3バンドから放たれる熱いパフォーマンスとサウンドリレーは会場を埋め尽くしたファンを高揚させた。


オープンが近づくにつれ会場の外ではこの日を待ち望んだファンで溢れかえっていく。
2008年6月28日土曜日。HOCKLE HOCK、宝仙花、RAMBLESによる初の合同イベント『One Step Beyond』が彼らの地元・埼玉県の秩父ナガハシ楽器にて開催された。
今回のイベントの総合DJ兼司会であるGORINGの合図で1番手RAMBLESのSEが流れた。
彼らはいつものスーツ姿ではなく、全員60’Sの柄シャツに身をまとい登場。1曲目『HONKY TONK』から始まり、3曲続けて演奏し1番手としてふさわしい勢いのある盛り上げを見せ、最初のMCへ。
Vo.亮太が「今日のために2バンドに内緒で新曲を持ってきました!」と言って始まった曲は、HOCKLE HOCKの『What would you paint on white canvas? 』。
今回のイベントは、お互いの曲をカバーしあった3曲が入っているCDが、先着150人に特典としてプレゼントされた。POPでメロディックな曲調を、彼らがもつROCK`N ROLLへと変えたのだ。
最後は、代表曲『RAMBLIN' JUNK』で盛り上げ、会場を一体化させ、次のバンドへとバトンをつないだ。
2番手は宝仙花。
SEの時点でオーディエンスは彼らの独特な世界へと連れ去られてしまう。
彼らのライブでの定番曲とも言える『人形』から始まり、見ている側も息をつけない程の激しいステージを繰り広げる。
今までDr.Voの裕士しか歌っていなかったが、今回『世界の始まり』でGt正和がコーラスに参加した他、所々にアレンジを加えられており、今回のイベントにどのくらい気合いを入れていたのかが伝わった。
そして、この日、宝仙花がカバーしたのはRAMBLESの『Should Be Glad〜meets you〜』。
メロディックかつロックテイストでシンプルに仕上げ、宝仙花の曲の歌詞にもある「僕らはここにいるよ」というフレーズを融合させていた。同年代の良いライバルであり、深い友情が見える。
後半戦では代表曲でもある『夢』を披露。モッシュやダイブが起きる程の盛り上がりの中、全霊を込めて叩きつける迫力、抜群のパフォーマンスを発揮した。
Dr.Vo裕士は、「この日の為にたくさん話したい事があったんだけど楽しすぎて忘れてしまった。世代や見にくるお客さんが変わっても、今日みたいな楽しいイベントを俺らはこの先も変わらず続けて行くから、また見にきてほしい」という気持ちを伝え、最後は『君の中の君』で会場を共鳴させステージを後にした。
トリはHOCKLE HOCK。
ステージに立ったメンバーからも気合いが伝わる。1曲目『never end... 』が始まると、Gt.Vo masaの威嚇や出演者も交えたモッシュやダイブが重なり会場中に更に火がつく。
HOCKLE HOCKはきれいに旋律されたメロディーにmasaの甘いハスキーボイスで英詞を歌い、彼ら独特のポップさが特徴だ。
そんな彼らがカバーしたのは宝仙花の『世界の始まり』である。「この曲をカバーするにあたって俺にはこんなにきれいな世界を歌詞にできない」と宝仙花、裕士にメッセージを放つ。
普段英詞の彼らが日本語で歌うのはファンには嬉しい新鮮さが見えるが、彼らの色を存分に使っての仕上がりになっていた。
「One StepBeyondとは、一歩先へという意味で、このイベントでそれぞれ一歩前進していけたらと思う。3バンドというよりも10人で一つにならないとみんな(オーディエンス)に負けちゃうと思ったから、昨日の夜にみんなで集まって気持ちを固めたんだ」と彼らの絆の深さを意思表示した。
最後は、「みんなの顔が見えるように」と会場全体に明かりがつき、『Together with one purpose』で大盛り上がりの中イベントに幕を閉じた。
しかし、熱気が残る会場ではアンコールの嵐。ステージには出演者3バンドの10人全員が顔を揃えた。3バンド平等でありたいという理由でアンコールはやらないと挨拶。
彼らの強い絆と友情、信頼しあえるライバル心が確かめられた。
繋がる想いが必ずまた、最高の瞬間を作り上げる。その時を得るため、10人は新たな一歩を踏み出して行く。
One Step Beyond…。
(Lyting NANA.O)