絢香とコブクロのコラボ曲がこの夏再び投入されることが2日、分かった。日産自動車とワーナーミュージック・ジャパンが昨年2月に発足したミュージックレーベル「Cube Loves Music」から、第5弾を4日に投入することが発表された。内容は絢香×コブクロの第2弾コラボ曲「あなたと」。同日から同曲を使用した「キューブ」の新テレビCMの放送が開始する。このテレビCMでは「子鹿篇」で人気ものになった鹿が再び登場し、「キューブ」と再会するというストーリーになっている。


 絢香×コブクロのコラボ企画は昨年10月13日にさかのぼる。大阪万博公園で開催された野外フェス「風に吹かれて2007」の出演が決まっていた絢香とコブクロ。「また一緒に、ライブで新しい楽曲を歌えたらいいね」という思いで楽曲作りに挑んだのがこの企画のスタートだった。
 今回の楽曲は絢香としてもコブクロとしても、かつて無い程の極上のバラードになっているという。前作の「WINDING ROAD」同様、リリースが決まっていたわけでもなく、ただ「ライブで一緒に歌いたい」ことが目的で作った曲というが、今回「キューブ」のCMソングに抜擢され、コブクロにとっては全国ツアー、絢香にとっては最新アルバムのプロモーションの真っ只中の5月下旬に集まり、昨年のデモ音源とライブ音源を基にプリプロダクションをスタートさせた。6月中旬~バックトラック、歌入れ、コーラス、下旬にかけてトラックダウン、マスタリング、「キューブ」CMのMAという連日に渡る強行スケジュールでレコーディングとCM制作は進められたという。
 そして7月4日の「キューブ」CMスタートを受け、7月30日からはワーナーモバイル他、大手配信にて「着うた」先行配信される。「あなたと」のCD発売日は今秋を予定している。今年は絢香が主催するイベント「POWER OF MUSIC」(日本武道館)でも競演を果たしている3人。息の合った様子はユニットを組んでいるかのように見えるが、これから始まる新たな活動の展開にも注目と言ったところだ。
 2組のコメント次の通り。
 ◆絢香 前作の「WINDING ROAD」が完成してすぐ、「次はどんなのにします?」なんて話をしていたくらい、3人で音楽を作り、歌うことが楽しかったのです。
 「あなたと」の制作に入る前に3人で話をして、「今回はバラードにしよう」ということに決まり、自然と3人それぞれの恋愛観を話し、遠いところにいる大切な「あなた」に向けて書くことに決まりました。
 どんな言葉から楽曲を広げていこうかと考えていたら「孤独と自由を羽にして あなたに会いにいく」というフレーズが出てきました。また他の言葉も箇条書きにしてルーズリーフにまとめてスタジオへ持って行きました。
 スタジオでの制作は、3人の想いをぶつけ合う熱い時間でした。時が経つのも忘れたほどです。
 この楽曲を聴いてくれる人にとっての「あなた」とのつながりや、楽曲から伝わってくる暖かさを感じてもらえると嬉しいですね。
 「キューブ」のCMのお話を聞いたのが4月で、アルバムのプロモーションが始まった時期だったのですが、このタイミングでまた3人の想いを届けられるって喜びでいっぱいで抵抗なく楽曲の制作に入りました。
 「あなたと」は昨年制作した時から、私たち3人にとって、すでに大切な楽曲になっていたので、こういう機会を頂けたことを嬉しく思っています。是非、色々な方に聞いていただきたいです。
 ◆コブクロ (どういう想いでこの曲を作ったのか? 曲作り、レコーディングのプロセスを細かく教えて下さい)
 大阪万博公園で昨年10月に行った野外イベント「風に吹かれて」の前に、「久しぶりに、絢香×コブクロで曲作りたいね!」という話から、すぐに3人で集まりイメージを膨らませていきました。「緩やかなラブソングを3人で歌ってみたい。」前作「WINDING ROAD」とは真逆のタッチです。
 恋愛観も様々な3人の会話から、「遠くにいる大切な人へと想いを飛ばす」という大きなイメージから、生活感あるディテールまで描き出し、歌詞が完成しました。「孤独と自由を羽にして」と書かれた、絢香ちゃん手書きのルーズリーフ一枚から、一気に世界を広げてゆきました。
 3人でいると、知らぬ間にメロディーが溢れてきます。色んなことが簡略化されて、短絡的になってきている世の中だからこそ、「想い」という目に見えない、空気のような存在に、いろんな人が温かさを感じてくれたら嬉しいです。
(曲の内容、制作過程において、前作と違うところは何ですか?)
 歌詞の、男性目線、女性目線を、男女でうまく歌い分けることができたと思います。
3声のハーモニーをサビだけにして、Aメロはそれぞれ単独の声だけにしたのが、前作と大きく違う点です。
 リズムをパーカッションメインにしたり、管楽器を入れたりしたことで、より柔らかな空気感を演出できたと思います。