まだ、死なせやしない――、こう掲げたトリビュートアルバムが今夏、完成する。2007年8月惜しまれながらこの世を去った作詞家、阿久悠さんのトリビュートアルバム「歌鬼(GA-KI)~阿久悠トリビュート~」が7月9日、ユニバーサルミュージックからリリースされる。今作には甲斐よしひろ、鈴木雅之、工藤静香、元ちとせなど、そうそうたるアーティストが参加している。


 作詞した作品は5000曲以上、シングル総売り上げ枚数は歴代1位の6818万枚(オリコン調べ)と、前人未踏の記録と人々の記憶に刻まれる数多くの名曲を残した阿久悠さん。
 トリビュート盤には豪華アーティスト陣が参集した。高い“歌力”を持った各参加アーティストの個性が、歌謡史に残る数々の名曲に新たな輝きを添える、聴き応えたっぷりの全13曲。初回プレス盤には、別冊阿久悠オリコンチャートデータブックが特典として付く予定。
 ▽参加アーティスト/楽曲(※5曲のみ発表済み)
 杏里
 音速ライン
 甲斐よしひろ
 工藤静香 feat. 押尾コータロー/「時の過ぎゆくままに」
 鈴木雅之/「ジョニイへの伝言」
 中西圭三 
 元ちとせ/「熱き心に」
 Mizrock/「ペッパー警部」
 森山直太朗 
 山崎ハコ/「ざんげの値打ちもない」
 ※ほか3アーティスト参加予定
 ▽歌鬼、阿久悠が遺した“記録”と“記憶”
 生涯作詞数は5000曲以上、シングル総売上枚数は歴代1位の6818万枚(オリコン調べ)。2007年8月1日、惜しまれながらもこの世を去った偉大な作詞家阿久悠さん。1960年代の後半から晩年の作品に至るまで、時代の変遷、移ろいやすい音楽の変化の波を乗り越え、現在も人々の記憶に強く残り、愛され続けています。今回のトリビュートアルバムは、時代に爪痕を遺した数々の代表作品の中から、「記録と記憶」をテーマに選曲。当時の時代風景が蘇り、また、これからもずっと歌い継がれていくであろう13曲を収録したアルバム。
 ▽歌唱の時代、再び
 阿久悠さんがいた昭和はまさに「歌謡曲全盛」の時代。「時代の歌」が求められていた時期でもあった。そして年号が「平成」に変わると、主役は職業作家の書く「時代の歌」から、シンガーソングライターが書く「個人の歌」へと移っていった。そして20年が経った今、再び「歌唱の時代」がやってきた。名曲を収録したカバー作品や、エルダー層をターゲットにしたR-35コンピレーションの大ヒット等がその代表格といえる。また、シングル市場を見渡してみると、老若男女をターゲットにした、歌謡曲の体裁を持った曲がシングルチャートを賑わせ始めている。まさに今、時代が求めているのが、阿久悠さんが作り上げてきた「時代の歌」の作品集ではないだろうか。
 ▽収録楽曲について
 今回は選曲にあたり、2つのテーマを掲げた。
 1、いわゆる「ヒット曲」であること。
 2、「時代の匂いが強く残っている曲」であること。

 基本的に「男性には女唄を、女性には男唄を」、というコンセプトで各アーティストには参加を依頼。「歌が主役」であるため、それぞれのアーティストがオリジナルにリスペクトを感じてもらえる曲を選び、レコーディングを行いました。その結果、鮮度の高いアルバムに仕上がっている。
 ▽オリコンとの提携による阿久悠チャートデータブック
 今回のアルバム制作にあたって、オリジナル・コンフィデンスと完全提携。オリコン初の試みとして、全収録楽曲の最高位を記録した週のチャートをそのまま縮小版で掲載予定。また、阿久悠氏のコンフィデンス誌上でのインタビュー、阿久悠作品のトップ100などを一冊のブックレットとして作成し、初回盤の封入特典にする予定。
 ◆Mizrock 「ペッパー警部」をシングルリリース決定 「ペッパー警部」 7月2日発売。初回限定盤(CD+DVD)。「ペッパー警部」Video Clip収録DVD付き UPCH-89028 /1300円(税込)。通常盤(CD)UPCH-80082 /1000円(税込)※「ペッパー警部」着うた5月7日配信スタート